近年、航空法の改正やリモートID機器の搭載義務化などが定着し、ドローン市場は「ただ飛ばす」ものから「安全に高画質な空撮を楽しむ」ものへと成熟してきました。特に、軽量で規制のハードルが比較的低いモデルや、AIによる自動追尾機能を搭載したモデルが人気を博しています。
第1位:DJI Mini 4 Pro
「迷ったらこれ」と言われる、軽量ドローンの完成形
100g以上の機体登録が必要な現在でも、249g以下の軽量クラスで圧倒的なシェアを誇ります。全方向障害物検知システムを搭載しており、初心者が最も恐れる「衝突」のリスクを大幅に軽減。4K/60fpsのHDR動画撮影や、プロ顔負けの自動追尾機能(アクティブトラック)を搭載しており、趣味の空撮から業務のサブ機まで幅広く対応する不動の王者です。
1. 驚異の「全方向障害物検知」
Mini 4 Pro最大の特徴であり、購入の決め手となるのが全方向障害物検知システムです。
前後左右、上下のすべての方向にセンサーを搭載しており、飛行中の障害物を自動で認識します。さらに、高度な操縦支援システム(APAS)により、障害物を検知すると単に停止するだけでなく、自動で回避ルートを計算して滑らかに避けて飛行し続けることが可能です。
これにより、木々の間を抜けるような撮影や、狭い場所でのフライトでも、墜落のリスクが劇的に低減されました。初心者にとって最強の「安心」機能です。
2. プロレベルのカメラ性能
「Pro」の名に恥じない、非常に高性能なカメラを搭載しています。
- 1/1.3インチ CMOSセンサー: 大型センサーにより、夕暮れや夜景などの低照度環境でもノイズの少ないクリアな映像が撮れます。
- 4K/60fps HDR動画: 明暗差の激しい場所でも、白飛びや黒つぶれを抑えた肉眼に近い映像表現が可能です。スローモーションは最大4K/100fpsに対応。
- 10-bit D-Log M: プロの映像制作者向けに、後編集(カラーグレーディング)で色を自在に調整できるモードを搭載しています。約10億色の記録が可能で、リッチな色彩表現が実現します。
3. SNS特化の「縦向き撮影」
スマホでの閲覧が主流となった現代に合わせて、カメラジンバルが90度回転し、画質を落とすことなく「縦向き動画」を撮影できます。
クロップ(トリミング)して縦長にするのとは異なり、センサーの解像度をフルに使えるため、TikTok、Instagramリール、YouTubeショート用の高画質素材を即座に作成できます。
4. AIによる自動追尾「ActiveTrack 360°」
被写体(人や車など)を指定するだけで、ドローンが自動で追尾して撮影する機能が大幅に進化しています。
従来の単なる追尾に加え、**「ActiveTrack 360°」**では、画面上のトレースホイールを指でなぞるだけで、被写体の周りを旋回したり、近づいたりといった複雑なカメラワークを自動で実行します。まるで専属のプロカメラマンが操縦しているかのようなシネマティックな映像を、ソロフライトで撮影可能です。
5. 安定した通信システム「O4映像伝送」
DJI最新のデジタル映像伝送システム「DJI O4」を採用しています。
従来モデルよりも通信の安定性が向上しており、ビルなどの障害物がある都市部や、電波干渉が起きやすい場所でも、途切れにくいクリアな映像を確認しながら操縦できます。日本国内の仕様でも十分な長距離フライトが可能で、映像がカクつくストレスから解放されます。
6. 携帯性と法規制(日本国内)
- 重量: 標準バッテリー搭載時は249g未満。折りたためばポケットに入るサイズで、旅行への持ち出しが全く苦になりません。
- 注意点: 日本の航空法では100g以上のドローンは登録義務の対象となるため、Mini 4 Proも国土交通省への機体登録とリモートIDの発信が必要です(本機はリモートID機能を内蔵しているため、別途機器を買う必要はありません)。
まとめ:誰におすすめ?
DJI Mini 4 Proは、以下のような方に最適なドローンです。
- 絶対にドローンを衝突させたくない初心者(全方向検知の恩恵)
- 旅行の荷物を減らしたいが、画質には妥協したくない方
- SNS用に高画質な縦動画を撮りたいクリエイター
- 本格的な映像作品を作りたいが、大型機の持ち運びは億劫な方
2026年の現在においても、携帯性・安全性・画質のバランスにおいて、DJI Mini 4 Proを超える選択肢を見つけるのは難しいと言えるでしょう。まさに「迷ったらこれを買っておけば間違いない」と言える一台です。
第2位:HOVERAir X1 Smart
コントローラー不要、AIが専属カメラマンになる
ここ数年で一気に市民権を得た「空飛ぶAIカメラ」。コントローラーを使わず、手のひらから離陸し、自動でユーザーを追尾・撮影して戻ってくる手軽さが大ヒットの理由です。航空法上の申請が不要な軽量設計(モデルによるが超軽量)と、プロペラが完全にガードされた安全性の高さから、旅行やVlog撮影の必須アイテムとしてランクインしました。
1. 日本の空を自由に飛べる「99g」の魔法
日本国内モデルである「Smart」の最大にして最強のメリットは、機体重量が99gであることです。
日本の航空法では、100g以上の機体は無人航空機として登録義務や厳しい規制の対象となりますが、99gの本機は「模型航空機」に分類されます。
これにより、国土交通省への機体登録やリモートID機器の搭載が不要です。空港周辺や重要施設など禁止エリアを除けば、比較的自由に、そして手軽に飛ばすことができるため、ドローン初心者にとって最も導入しやすい一台です。
2. コントローラー不要、手のひら離着陸
このドローンには、スティックのついたコントローラー(プロポ)が存在しません。
操作は本体のボタンでモードを選び、手のひらに乗せるだけ。あとは自動でふわりと浮き上がり、撮影が終われば自動で手のひらに戻ってきます。スマホすら取り出す必要がないこの「3秒で撮影開始」という即応性は、決定的瞬間を逃したくない旅行や日常の記録において圧倒的な強みとなります。
3. 5つの「AI撮影モード」
「どう飛ばすか」を考える必要はありません。以下の5つの基本モードを選ぶだけで、AIが自動で最適な構図で撮影してくれます。
- ホバー: 空中で静止し、自分を中心に捉え続ける(三脚代わり)。
- フォロー: 動く自分を後ろから、あるいは前から自動で追尾する。
- オービット: 自分を中心にぐるりと一周回って撮影する。
- ズームアウト: 自分から斜め上に遠ざかり、周囲の風景をダイナミックに映す。
- 俯瞰(バードアイ): 真上に上昇し、頭上からの視点で撮影する。
4. 徹底された安全性「フルカバードデザイン」
プロペラが完全にフレーム(ケージ)の中に覆われているデザインを採用しています。
もし飛行中に自分や子供にぶつかっても、プロペラが直接触れることがないため怪我のリスクが極めて低いです。また、壁にぶつかっても墜落しにくく、そのまま弾んで飛行を続けるほどのタフさがあります。この安全設計により、室内でのパーティーや子供の近くでも安心して使用できます。
5. 音声もクリアに記録(スマホ連携)
一般的なドローンはプロペラ音がうるさいため音声を記録しませんが、HOVERAir X1 Smartはスマホアプリと連携することで音声をクリアに記録できます。
撮影中、スマホのマイクで拾った音声を動画に合成し、さらにAIがドローンのプロペラ騒音だけを除去(ノイズキャンセリング)してくれます。これにより、「喋りながらのVlog」や「子供の笑い声が入った動画」を空撮映像として残すことが可能です。
6. 驚異の携帯性
本体は折りたたみ式で、文庫本よりも小さく薄くなります。ポケットや小さなハンドバッグに放り込んでおけるサイズ感です。
バッテリーの持ちは1本あたり約10分程度と短めですが、モバイルバッテリーから直接充電できるため、移動中に充電して次のスポットで撮影、という使い方が基本となります。
まとめ:誰におすすめ?
HOVERAir X1 Smartは、以下のような方に最適な「カメラ」です。
- ドローンの法律や申請手続きが面倒だと感じる方(99gの恩恵)
- 操縦練習をしたくない、買ってすぐに撮りたい方
- 旅行やキャンプで、自分を含めた家族全員の動画を撮りたい方
- InstagramのリールやTikTok用に、他とは違うアングルの素材が欲しい方
遠くの風景を撮りに行く「空撮機」としてはDJI Mini 4 ProなどのGPS搭載機に軍配が上がりますが、**「自分と仲間」を撮るための「自撮り棒の延長」**としては、右に出るものがいない最高傑作です。2026年の今もなお、日常を映画にするツールとして多くの人愛用されています。
第3位:DJI Mini 4K / 2 SE
コスパ最強のDJI入門機
「高性能なドローンが欲しいが、Mini 4 Proは予算オーバー」という層に爆発的に売れているモデルです。4K撮影に対応しながらも価格が抑えられており、DJI特有の安定した通信システム(OcuSync)による飛行安定性は健在。初めての本格的な空撮ドローンとして最も選ばれています。
1. 「おもちゃ」ではない、本格的な飛行性能
1万円前後の格安ドローンと決定的に違うのが、**飛行の安定性(ホバリング性能)**です。
GPSと高精度なセンサーにより、操作スティックから手を離しても、空中でビタッと静止します。多少の風(風速レベル5相当)が吹いても流されず、初心者でも安心して飛ばすことができます。「安くてもDJI製」と言わしめる、信頼性の高さが最大の魅力です。
2. 3軸ジンバルによる「ブレない」映像
この価格帯でありながら、機械式の3軸ジンバルを搭載しています。
安価なドローンによくある「電子手ブレ補正」だけでは取り除けない、飛行中の揺れや傾きを物理的に吸収します。これにより、まるで映画のように滑らかな映像が撮影できます。
- DJI Mini 4K: その名の通り4K/30fpsの高解像度撮影に対応。現在のスタンダードな画質で残したい方向け。
- DJI Mini 2 SE: 最大2.7K撮影に対応。スマホでの視聴がメインで、さらに予算を抑えたい方向け。
3. 安定した通信「DJI O2伝送」
Wi-Fi接続を利用する一般的な安価ドローンは、数十メートル離れると映像が途切れたり操作不能になりがちです。
しかし、本機はDJI独自の映像伝送技術「DJI O2(OcuSync 2.0)」を採用しています。これにより、日本国内でも数キロメートル(法規制の範囲内)の長距離伝送が可能で、画質が乱れることなく、遠くの景色をライブ映像で見ながら操縦できます。
4. 必要十分なバッテリーと携帯性
- 飛行時間: 満充電で最大31分の飛行が可能。予備バッテリーが含まれる「Fly More コンボ」を選べば、1時間以上たっぷりと撮影を楽しめます。
- 重量: 重量は249g未満(標準バッテリー時)。折りたためば手のひらに収まり、ペットボトルを持ち歩く感覚で携帯できます。
5. 上位機種との違い(注意点)
購入前に理解しておくべき点は、「障害物検知センサー」が無いことです(下方センサーのみ搭載)。
Mini 4 Proのように、障害物が迫っても自動で止まったり避けたりはしてくれません。壁や木に近づきすぎれば衝突します。
しかし、これは逆に言えば「モニターを見ながら慎重に操縦する技術」や「目視内飛行の基本」を身につけるのに最適であるとも言えます。操縦スキルを磨きたい人にとっては、むしろプラスの要素になり得ます。
6. クリエイティブな自動撮影「クイックショット」
センサーがなくても、アプリ上のタップ操作だけで複雑な撮影が可能です。
「ドローニー(後退しながら上昇)」「サークル(被写体の周りを旋回)」「ヘリックス(螺旋状に上昇)」などの自動撮影モード(クイックショット)を搭載しており、初心者でもワンタップでプロっぽいショート動画を作成できます。
まとめ:誰におすすめ?
DJI Mini 4K / 2 SEは、以下のような方に最適なドローンです。
- 予算は抑えたいが、絶対に「安物買いの銭失い」をしたくない方
- トイドローンからステップアップし、本格的な「空撮」を始めたい方
- 4K画質の綺麗な風景動画を撮りたいが、AI機能までは不要な方(Mini 4K)
- まずは操縦技術をしっかり磨きたい練習用として
「いきなり10万円以上の機種を買うのは怖い」という方にとって、これほどバランスの取れた選択肢はありません。
100g以上のため機体登録とリモートID機能の動作(内蔵されています)は必要ですが、それを補って余りある「空を飛ぶ感動」と「美しい映像」を、最も手軽な価格で提供してくれる名機です。
第4位:Potensic ATOM
DJIの牙城を崩す、3軸ジンバル搭載の実力派
その他の格安ドローンとは一線を画す性能を持つPotensicのフラッグシップ。249g未満のボディに3軸ジンバルを搭載し、ブレのない滑らかな4K動画が撮影可能です。DJI製品に近い飛行安定性を持ちながら、価格がより手頃であるため、コストパフォーマンス重視のユーザーから高い評価を得ています。
1. この価格で「3軸ジンバル」を搭載
低価格帯ドローンの多くは、映像の揺れを電子的に補正する(画質が少し劣化する)方式を採用していますが、ATOMはDJI製品と同様にメカニカル3軸ジンバルを搭載しています。
これにより、風に煽られて機体が傾いてもカメラは水平を保ち続け、プロが撮影したような「ヌルヌル」と滑らかな4K動画を撮影できます。この価格帯で物理ジンバルを搭載している点は、映像品質において非常に大きなアドバンテージです。
2. まさかの「自動追尾機能」搭載
ATOMが最も評価されている点が、**「Visual Tracking(ビジュアルトラッキング)」**機能です。
通常、この価格帯のDJI機(Mini 2 SE / 4Kなど)には、人物や車を認識して自動で追いかける機能は搭載されていません。しかし、ATOMは被写体をロックオンし、移動する人物に合わせて自動で追尾・撮影が可能です。
「自分を撮ってほしいけれど、高価なDJI Mini 4 Proには手が届かない」という層にとって、まさに救世主のような機能です。
3. ソニー製センサーによる鮮明な4K撮影
カメラ部にはソニー製のCMOSセンサーを搭載しており、最大4K/30fpsの高精細な撮影が可能です。
写真も1200万画素で撮影でき、日中の撮影であれば上位機種に見劣りしないクリアな画質を叩き出します。また、設定によりシャッタースピードやISO感度などのマニュアル調整も可能で、カメラ愛好家のこだわりにも応える仕様となっています。
4. クイックショットとウェイポイント飛行
初心者でも簡単に映画のような映像が撮れる「クイックショット(ドローニー、サークル、ロケットなど)」を完備しています。
さらに、地図上で飛行ルートを指定できる**「ウェイポイント飛行」**にも対応。あらかじめ決めたルートを自動で飛行させることができるため、風景撮影の構図に集中したい場合や、同じルートを何度も飛ばしたい場合に重宝します。
5. 安定した飛行性能「SurgeFly」
独自の飛行制御システム「SurgeFly」により、高速飛行時の制御や強風時の安定性が高められています。
最大飛行速度は16m/sに達し、スポーツモードではキビキビとした爽快なフライトを楽しめます。また、映像伝送距離も日本国内で十分に安定しており(PixSync 3.0技術)、数キロメートル先でも途切れにくい映像を確認できます。
6. 日本の法規制への対応
- 重量: 249g未満ですが、日本では100g以上のため機体登録とリモートIDの搭載が義務です。ATOMは日本向け仕様でリモートID機能を内蔵しているため、外付け機器なしで合法的に飛ばすことができます。
- サポート: Potensicはサポート対応が良いことでも知られており、アプリも日本語に完全対応しているため、海外メーカーながら安心して導入できます。
まとめ:誰におすすめ?
Potensic ATOMは、以下のような方に最適なドローンです。
- 予算は3〜5万円前後だが、「自動追尾」機能はどうしても欲しい方
- DJI Mini 4Kを買おうか迷っているが、機能面でもう一押し欲しい方
- 電子手ブレ補正ではなく、物理ジンバルの滑らかな映像にこだわりたい方
- 人とは違う、通なモデルを選びたい方
ブランド力ではDJIに譲りますが、「機能対価格(コスパ)」という点では、2026年現在において間違いなくトップクラスの実力機です。低予算で最大限の機能を詰め込んだドローンを探しているなら、ATOMがベストアンサーになるでしょう。
第5位:DJI Air 3S
デュアルカメラで映画のような表現を
広角カメラと中望遠カメラの2つを搭載した、ハイアマチュア向けの人気モデル。特に中望遠レンズによる「圧縮効果」を使った映像は、背景を引き寄せた映画のような迫力を生み出します。夜景モードの強さや、より進化した障害物回避能力により、旅先での絶景撮影を求めるユーザーに支持されています。
1. 待望の「1インチセンサー」搭載メインカメラ
Air 3Sは、広角カメラ(24mm)に1インチ CMOSセンサーを搭載しました。
Miniシリーズ(1/1.3インチ)よりも受光面積が大きく、光を多く取り込めるため、ダイナミックレンジ(明暗の表現力)が最大14ストップまで向上。日中の白飛び・黒つぶれに強いのはもちろん、夕景や夜景におけるノイズの少なさ、色彩の深みは、明らかにワンランク上の画質です。
2. 表現力を広げる「中望遠カメラ」の圧縮効果
もう一つのカメラである中望遠(70mm)は、被写体を強調し、背景をグッと引き寄せる**「圧縮効果」**を生み出します。
広角レンズだけでは単調になりがちな空撮映像に、映画のようなドラマチックな視点を加えることができます。2つのカメラはどちらも4K/60fps HDR動画や10-bit D-Log M(カラーグレーディング用)に対応しており、レンズを切り替えても色味や画質が統一されているのが強みです。
3. 革命的な「夜景飛行」の安全性
Air 3Sの最大の進化点は、前方LiDARセンサーの搭載による夜間の障害物検知能力です。
従来のドローンは暗い場所では障害物センサーが無効になるのが常識でしたが、Air 3SはLiDAR技術により、夜間や低照度環境でも障害物を検知・回避します。これにより、夜景撮影時のビルや木々への衝突リスクが劇的に下がり、安心して美しい夜の街並みを撮影できるようになりました。
4. 「SDカード忘れ」も怖くない大容量ストレージ
本体に42GBの大容量内蔵ストレージを標準搭載しています。
microSDカードを挿し忘れたり、空き容量がなくなったりしても、内蔵ストレージだけで4K動画を十分に記録可能です。撮影データをPCへ転送する際も、電源オフの状態でケーブルを繋ぐだけで高速転送できる「オフ・パワー転送」に対応しており、使い勝手が向上しています。
5. 自由自在なパノラマ撮影「フリーパノラマ」
従来の決まった画角(360度や180度)だけでなく、撮影したい範囲を手動で指定してパノラマ写真を生成する**「フリーパノラマ」機能**を搭載しています。
複数の写真を自動で合成し、高解像度な一枚絵を作成するため、プリントアウトして飾りたい風景写真の撮影にも最適です。
6. 飛行性能と伝送システム
- 飛行時間: 最大45分。複数のバッテリーの残量を1つにまとめる「集電機能」も健在で、現場での運用効率が高いです。
- O4映像伝送: 1080p/60fpsの滑らかなライブ映像を、最大20km(海外スペック、日本国内でも十分な長距離)まで伝送可能。電波の混雑したエリアでも非常に粘り強い接続を維持します。
まとめ:誰におすすめ?
DJI Air 3Sは、以下のような方に最適なドローンです。
- Miniシリーズの画質では満足できなくなってきた中級者
- 夜景や夕景の撮影をメインに考えている方(LiDAR検知の恩恵)
- 映画のような「背景を引き寄せた」映像表現(中望遠)を使いたい方
- 旅行先でSDカードのトラブルに悩みたくない方
重量は約724gと、Miniシリーズ(249g未満)に比べれば重く、持ち運びにはある程度のバッグの容量を必要とします。しかし、その分**「風への強さ」と「圧倒的な画質」**が得られます。
「Mavic 3 Pro(3眼カメラ)ほどプロ仕様でなくてもいいが、妥協のない作品作りがしたい」というクリエイターにとって、2026年現在、最もバランスの取れた名機と言えるでしょう。
第6位:Holy Stone HS420
室内練習に最適なベストセラー・トイドローン
100g未満(模型航空機扱い)で、航空法の登録義務がないため、購入してすぐに室内で遊べます。プロペラガードが全周を覆っているため、壁にぶつかっても壊れにくく、子供へのプレゼントや、操縦技量を磨きたい初心者の練習機として根強い人気があります。
1. 面倒な手続きゼロ!「100g未満」の特権
HS420の重量はバッテリー込みでも約31gと非常に軽量です。
日本の航空法では、100g以上の機体は無人航空機として登録義務が発生しますが、100g未満の本機は「模型航空機」に分類されます。そのため、国土交通省への機体登録やリモートID機器の搭載が一切不要です。
購入して箱を開けたら、充電してすぐに飛ばせるという手軽さは、今のドローン市場において非常に貴重な存在です。
2. 壁にぶつかっても安心「全保護プロペラガード」
機体のプロペラが、円形のガード(ダクト)ですっぽりと覆われています。
一般的なドローンはプロペラが露出しているため、壁や家具に当たると傷つけたり、プロペラが折れたりします。しかし、HS420は全方向がガードされているため、壁に激突してもバウンドして飛び続けます。
また、万が一子供やペットに触れても怪我をするリスクが極めて低く、リビングルームなどの狭い室内でも安心して全力で遊ぶことができます。
3. 「手投げ離陸」でハイテク感を体験
コントローラーの操作だけでなく、手のひらに乗せた機体を軽く空中に放り投げるだけで、自動でプロペラが回転しホバリングを開始する**「手投げ離陸」機能**を搭載しています。
まるで魔法のようなこの機能は、特に子供たちに大人気。難しい離陸操作をスキップできるため、機械操作が苦手な方でも直感的にスタートできます。
4. FPVカメラでパイロット気分
おもちゃサイズでありながら、720p HDカメラを搭載しています。
スマートフォンに専用アプリを入れることで、ドローンのカメラ映像をリアルタイムで見ながら操縦する「FPV(一人称視点)飛行」が楽しめます。画質は記録用としては「そこそこ」ですが、普段見慣れた部屋を天井付近から見下ろす体験は新鮮そのものです。ハンドジェスチャーで写真を撮る機能もあり、自撮り遊びも可能です。
5. バッテリー3個付きで「遊び放題」
この手の小型ドローンはバッテリーが数分しか持たないのが弱点ですが、HS420は標準でバッテリーが3個付属しています。
1個あたり約6分、合計で約18〜20分近く遊ぶことができます。1個を使っている間に他のバッテリーを充電しておけば、ローテーションで長く遊び続けることが可能です。
6. 意外と本格的な「操縦練習」になる
「高度維持機能」がついているため、スロットル(上昇・下降)を触らなくても一定の高さを保ってくれます。
これにより、ドローン操縦で最も重要な「前後左右のコントロール」と「機首の向き(ラダー操作)」の練習に集中できます。高価なDJIドローンを買う前に、HS420で「スティック操作の感覚(モード1/2切替可能)」を養う大人のユーザーも非常に多いです。
まとめ:誰におすすめ?
Holy Stone HS420は、以下のような方に最適なドローンです。
- ドローンの法律や登録手続きが面倒で、とにかくすぐに遊びたい方
- 子供(小学生〜)への誕生日やクリスマスプレゼントを探している方
- 雨の日や夜間でも、家の中でドローンの練習をしたい方
- いきなり数万円のドローンを買って壊すのが怖い初心者
「画質の良い空撮」を求めるならDJIなどの上位機種を選ぶべきですが、**「飛ばす楽しさ」や「操縦の基礎」**を学ぶための最初のステップとして、これほどコストパフォーマンスと安全性に優れた機体はありません。2026年の今もなお、日本の家庭用ドローンの決定版として愛され続けています。
第7位:DJI Avata 2
空を飛ぶ鳥の視点を体験できるFPVドローン
ゴーグルを装着して操縦席に座っているかのような没入感を味わえるFPV(First Person View)モデル。初心者でも直感的に操作できる「モーションコントローラー」に対応しており、アクロバティックな映像撮影が誰でも簡単に楽しめます。スリルと映像美を求める層にランクイン。
1. ゴーグルで見る「鳥の視点」
最大の特徴は、専用の**「DJI Goggles 3」**を装着して操縦することです。
ドローンのカメラが捉えた映像が目の前のスクリーンいっぱいに広がり、まるで自分がコックピットに座っているかのような、あるいは鳥になったかのような没入感を体験できます。通常のドローン(スマホ画面を見るタイプ)では絶対に味わえない、空を駆け巡る疾走感とスリルがここにあります。
2. 初心者でもプロ技!「イージーアクロ」
Avata 2を一躍有名にしたのが、「Easy Acro(イージーアクロ)」機能です。
通常、ドローンを宙返りさせたりドリフトさせたりするには、数ヶ月〜数年の練習が必要な「マニュアル操作」が必須でした。しかし、Avata 2はボタン一つで**「前転・後転(フリップ)」「横転(ロール)」「180度ドリフト」**といったプロ顔負けのアクロバット飛行を自動で行います。
誰でも初日から、映画のアクションシーンのようなダイナミックな動きを楽しめます。
3. 直感操作「モーションコントローラー」
一般的なスティック型の送信機(プロポ)ではなく、片手で握るタイプの**「DJI RC Motion 3」**での操作が基本となります。
手首を傾けた方向にドローンが旋回し、トリガーを引けば加速します。まるで戦闘機の操縦桿やゲームのコントローラーのように直感的に動かせるため、「ドローンの操作は難しそう」というイメージを完全に覆します。
4. 高画質と強力な手ブレ補正
FPVドローンは画質が二の次になりがちですが、Avata 2は1/1.3インチの大型センサーを搭載しており、DJI Mini 4 Proなどと同等の高画質(4K/60fps HDR)で撮影できます。
さらに、激しい動きでも水平を保つ「HorizonSteady」や、揺れを強力に抑える「RockSteady」といった電子手ブレ補正が非常に優秀で、アクロバティックに飛び回っても映像は驚くほど滑らかです。
5. ぶつかっても安心「一体型プロペラガード」
高速で飛び回ることを想定し、プロペラが完全にガードされた**「CineWhoop(シネフープ)」スタイルのデザインを採用しています。
万が一、壁や木に接触してもプロペラが弾かれるだけで、そのまま飛行を継続できるタフさがあります。また、墜落してひっくり返ってしまっても、「タートルモード」**を使えば、ドローンが自力で起き上がり、回収に行かずに再び離陸できる機能も搭載しています。
6. 安定した通信「O4映像伝送」
ゴーグル越しの映像が遅延したり途切れたりすると、「画面酔い」や衝突の原因になります。
Avata 2は最新の**「DJI O4」伝送システム**を採用しており、超低遅延(数十ミリ秒)かつ高ビットレートの映像をゴーグルに送り続けます。障害物の裏側など、電波環境の厳しい場所でも粘り強く接続を維持し、安心して攻めた飛行が可能です。
まとめ:誰におすすめ?
DJI Avata 2は、以下のような方に最適なドローンです。
- 普通のドローンの「静かな空撮」に飽きてしまった方
- スター・ウォーズのような「飛行体験」そのものを楽しみたい方
- マウンテンバイクやスキーなど、動きのある被写体を至近距離で追走したい方
- FPVに興味はあるが、ハンダ付けや複雑な設定はしたくない方
注意点として、ゴーグルを装着しての飛行(目視外飛行)となるため、屋外で飛ばす際は**「補助者(スポッター)」の配置**が航空法で義務付けられています。一人で飛ばすことは原則できません。
このハードルさえクリアできれば、Avata 2はあなたの「空への憧れ」を最も刺激的かつ安全に叶えてくれる、最高の相棒となるでしょう。
第8位:G-Force Leggero
日本メーカーの安心感と手軽さ
日本のラジコン・ドローンメーカーG-Forceが展開する軽量モデル。日本の住環境に合わせた設計や、日本語による分かりやすいサポート体制が魅力です。4Kカメラを搭載しつつ、折りたたみ式で非常にコンパクトになるため、国内旅行のお供として選ばれています。
1. 法律の壁を越える「100g未満」
Leggeroシリーズ最大のアドバンテージは、バッテリーを含めた総重量が**100g未満(約60g〜80g前後、モデルによる)**に抑えられている点です。
これにより、日本の航空法では「模型航空機」に分類されるため、国土交通省への機体登録やリモートID機器の搭載が不要です。
「買ってすぐに飛ばしたい」「役所への申請手続きが難しそうで嫌だ」という初心者にとって、この手軽さは何物にも代えがたい魅力です。
2. クラスを超えた「4K/2Kカメラ」搭載
トイドローンといえば画質が悪いのが定説でしたが、Leggeroは高解像度レンズ(モデルにより4Kまたは2K)を搭載しています。
スマホの画面で見ても十分に綺麗な写真や動画を撮影可能です。また、カメラのレンズ角度を送信機(プロポ)から遠隔操作できるチルト機能を備えたモデルもあり、上空から真下を見下ろす「俯瞰撮影」から、地平線を映すアングルまで、飛行中に構図を自由に変えられます。
3. まるで三脚?「オプティカルフロー」による安定性
GPSを搭載していない小型ドローンは、通常なら風に流されやすくホバリングが難しいものです。
しかし、Leggeroは機体底部についたカメラで地面の模様を読み取り、位置ズレを自動補正する**「オプティカルフローポジショニング」**を搭載しています。これにより、スティックから手を離してもその場にピタリと静止します。特に室内や風のない屋外での安定感は、同クラスのドローンの中で群を抜いています。
4. 信頼の「日本メーカー」サポート
Amazonで格安ドローンを買う際、最もリスクなのが「故障時の対応」や「パーツの入手性」です。
G-Forceは日本の模型メーカーであり、説明書は完璧な日本語で書かれています。また、万が一の故障や操作の不明点があった場合でも、日本国内のサポートセンターが丁寧に対応してくれます。プロペラやバッテリーなどの消耗品も、日本の模型店や家電量販店、Amazonですぐに入手できるため、長く安心して使い続けられます。
5. ポケットに入る「折りたたみ設計」
アームを折りたたむことで、スマートフォンほどのサイズに収まります。
専用のキャリングケースが付属しているモデルが多く、予備バッテリーやコントローラーと一緒にコンパクトに持ち運べます。旅行の荷物に忍ばせても全く邪魔にならず、旅先でサッと取り出して記念撮影をするのに最適です。
6. 充実の付属品とバッテリー
標準で**予備バッテリーが同梱(計2個など)**されているパッケージが一般的です。
1つのバッテリーで約10分〜12分程度の飛行が可能で、交換しながら遊べば20分以上楽しめます。トイドローンとしては飛行時間が長く、充電待ちのストレスが少ないのも嬉しいポイントです。
まとめ:誰におすすめ?
G-Force Leggeroは、以下のような方に最適なドローンです。
- 海外製(中国製など)の製品やサポートに不安がある方
- ドローンの機体登録やリモートIDなどの手続きをしたくない方
- 室内でも屋外(微風時)でも、安定して飛ばせる練習機が欲しい方
- 1万円台の予算で、そこそこ綺麗な空撮を楽しみたい方
DJIのような数万円〜数十万円する「本格空撮機」ほどの画質や耐風性能はありませんが、「手軽さ」「安心感」「価格」のバランスにおいては右に出るものがありません。
「とりあえずドローンを始めてみたいけれど、失敗したくない」という日本国内のユーザーにとって、2026年現在も最も賢い選択肢の一つであり続けています。
第9位:DJI Mavic 4 Pro
空撮のプロフェッショナルが選ぶ最高峰
Hasselblad(ハッセルブラッド)カメラを含む3眼カメラシステムを搭載。画質に一切妥協したくないクリエイター向けです。価格は高額ですが、その圧倒的な描写力と飛行性能は他の追随を許しません。本格的な映像制作を目指す層にとっては、これ一択と言える存在です。
1. 革命的な「全カメラ・メイン級」画質
Mavic 4 Proの最大の特徴は、搭載された3つのカメラすべてが大幅にスペックアップし、「捨てカメラなし」のトリプルメインカメラシステムへと進化したことです。
- メイン(24mm): 定評のある4/3型CMOSハッセルブラッドカメラがさらに進化。ダイナミックレンジが拡大し、8K/60fpsの超高精細撮影に対応しました。
- 中望遠(70mm): 前モデルではセンサーサイズがやや小さかった中望遠カメラに、ついに1インチセンサーを搭載。メインカメラに匹敵する画質で、背景を圧縮したボケ味の美しいポートレートや風景撮影が可能です。
- 望遠(166mm): ズーム倍率が向上し、より明るいレンズを採用。遠くの野生動物や近づけない被写体を、ノイズレスで鮮明に捉えます。
2. 暗闇を見通す「全方位LiDAR」
Air 3Sで導入された前方LiDARセンサーをさらに発展させ、全方位に対応したLiDARスキャナを搭載しています。
これにより、従来のカメラ映像による検知では苦手だった「真っ暗闇」や「ガラスなどの透明な障害物」、「細い電線」までも正確に認識します。夜景撮影において、これほど安全かつ大胆に飛ばせるドローンは他に存在しません。森の中や複雑な屋内セットでの撮影でも、衝突リスクを極限までゼロに近づけています。
3. 驚異のスタミナ「実飛行50分の壁」
バッテリー技術の刷新と、機体の空力特性(エアロダイナミクス)の見直しにより、ついにカタログスペックではなく実用レベルで50分を超える長時間飛行を実現しました。
予備バッテリーへの交換回数が減るため、タイムラプス撮影や、長距離を移動しての探索飛行において絶大なアドバンテージを発揮します。「もう少し撮りたかったのに」というストレスから解放されるスペックです。
4. 次世代通信「DJI O5伝送」
最新の映像伝送システム**「DJI O5」を採用。
通信帯域が大幅に強化され、数キロ離れた場所からでも遅延をほとんど感じない4K/60fpsのライブ映像**を手元のコントローラーで確認できます。ビル陰や山間部などの電波が遮られやすい環境でも、驚くほど粘り強い接続安定性を誇ります。
5. AIが撮る「完全自律シネマ」
AIによる被写体認識と飛行ルート生成機能がプロレベルに到達しています。
「ActiveTrack 360°」はさらに賢くなり、障害物を避けながら追いかけるだけでなく、「映画のようなカメラワーク」をAIがリアルタイムに判断して実行します。例えば、「木々の間をすり抜けながら被写体を追い越し、旋回して正面から捉える」といった高度な操作を、タップ一つで完璧に行います。
6. プロ仕様の拡張性
- SSD内蔵: 標準で1TBの内蔵SSDを搭載。SDカードを忘れても、ProResなどの重いデータを数時間分記録可能です。
- RTKモジュール対応: 測量や点検業務にも使えるよう、高精度な位置情報を取得するRTKモジュールの取り付けに対応しています。
まとめ:誰におすすめ?
DJI Mavic 4 Proは、以下のような方に最適なドローンです。
- 「画質」において一切の妥協をしたくないプロ・ハイアマチュア
- 中望遠(70mm)レンズを多用するが、前モデルの画質では満足できなかった方
- 夜間や薄暗い環境での撮影頻度が高く、安全性を最優先したい方
- 予算度外視で、現在手に入る「最高のテクノロジー」を所有したい方
価格は非常に高価ですが、それに見合うだけの「表現力」と「安心感」を提供してくれます。
Amazonランキングで紹介した「Mavic 3 Pro」がコストパフォーマンスに優れた名機であるとすれば、この「Mavic 4 Pro」は、未来の空撮体験を先取りする真のモンスターマシンです。2026年の空を制するのは、間違いなくこの一台でしょう。
第10位:Holy Stone HS175D
GPS搭載で外でも安心の格安モデル
1万円台〜2万円台で購入できるドローンの中では、GPS機能やオートリターン(自動帰還)機能がしっかりしており、屋外でのロスト(紛失)リスクが低いのが特徴。画質は上位機種に劣りますが、「とりあえず外で飛ばしてみたい」というニーズに低予算で応える一台です。
1. ロストを防ぐ「GPS搭載」の安心感
この価格帯でGPS機能を標準搭載しているのが最大の特徴です。
GPS衛星からの信号を受信することで、自分の位置を正確に把握します。これにより、風に流されても自動で位置を補正してホバリングするだけでなく、ボタン一つで離陸地点に戻ってくる**「オートリターン(RTH)」機能**が使えます。
「バッテリーが切れそう」「電波が途切れた」「どこにいるか分からなくなった」といった緊急時に、ドローンが勝手に戻ってきてくれるため、屋外での紛失(ロスト)リスクが劇的に低減されます。
2. 風に強い「ブラシレスモーター」
安価なドローンに使われる「ブラシモーター(ギア駆動)」ではなく、パワーがあり耐久性に優れた**「ブラシレスモーター」**を採用しています。
摩擦が少なく静音性が高いだけでなく、風への抵抗力が格段に向上しています。海辺や河川敷など、多少の風が吹く場所でも力強く飛行できるため、トイドローンでは味わえない「操縦の楽しさ」と「安定感」を体感できます。
3. 4Kカメラと「電動チルト」
カメラは4K写真と2.7K動画(または4K動画、モデル仕様による)の撮影に対応しています。
特筆すべきは、送信機(プロポ)からカメラの角度を上下(-90度〜0度)に動かせる**「電動チルト機能」**を備えている点です。飛行中に真下を見下ろす俯瞰映像を撮ったり、正面の景色に戻したりと、構図を自由に変えられる点は、空撮の楽しさを大きく広げてくれます。
4. 高度な「インテリジェント飛行」
GPSを活かした自動飛行モードが充実しています。
- フォローミー: 送信機を持った操縦者を自動で追尾して撮影します。
- ウェイポイント: アプリ上の地図でタップした地点を順番に自動飛行します。
- サークルフライ: 指定した建物理や被写体の周りを自動で旋回します。
これらは通常、数万円以上の高級機に搭載される機能ですが、HS175Dなら手頃な価格でこれらの「AIっぽい動き」を体験できます。
5. バッテリー2個付属で長時間フライト
標準パッケージにはバッテリーが2個(または構成により3個)付属しています。
1個あたり約20分前後の飛行が可能で、合計で40分以上たっぷりと遊べます。専用の収納ケースも付属しており、送信機やバッテリーをまとめて持ち運べるため、キャンプやハイキングのお供としても優秀です。
6. 重量と法規制(注意点)
- 重量: バッテリー込みで約215gです。
- 規制: 日本の航空法では100g以上となるため、機体登録とリモートID機器の搭載が義務付けられています。トイドローンのような手軽さはありませんが、逆に言えば「登録記号を貼って堂々と屋外で飛ばせる」ドローンです。登録手続きさえ済ませれば、航空法のルールの範囲内で、広々とした空を楽しむことができます。
まとめ:誰におすすめ?
Holy Stone HS175Dは、以下のような方に最適なドローンです。
- トイドローン(HS420等)では、風に流されて満足に飛ばせなかった方
- DJI Miniシリーズは予算オーバーだが、GPS付きの安全な機体が欲しい方
- 「自動で戻ってくる(オートリターン)」機能がないと不安な初心者
- 海や山など、広い場所でのびのびと飛ばしたい方
画質やジンバル(手ブレ補正)の性能ではDJI製品に及びませんが、**「1万円台〜2万円台で、風に負けずにしっかり飛び、ボタン一つで帰ってくる」**という基本性能の高さは驚異的です。
「まずはこれで練習して、いつかは高級機へ」というステップアップのための練習機として、2026年の現在でも多くのドローンパイロットを育てている名機です。
2026年2月のドローン選びのポイント
- 機体重量と登録義務
現在の法律では、100g以上の機体はすべて国土交通省への機体登録とリモートIDの搭載が義務付けられています(※一部内蔵モデルあり)。ランキング上位のDJI製品などはリモートID機能が内蔵されていますが、購入前に必ず確認しましょう。 - 目的に合わせた選択
- 旅行・自撮り: HOVERAir や DJI Mini シリーズ
- 本格的な風景撮影: DJI Air 3S や Mavic 3 Pro
- 室内・練習: Holy Stone HS420
- サポート体制
ドローンは精密機器であり、故障や破損のリスクが常にあります。DJI Care Refreshのような補償プランに入れるか、メーカーのサポートが日本国内にあるかどうかも重要な選定基準です。

