「ランニングコストの安さ」と「スマホ連携の使いやすさ」を重視したモデルが上位を占めています。
第1位:キヤノン PIXUS TS8830
【不動の王道モデル】写真も文書もこれ1台で完結
毎年ランキング上位に君臨するPIXUSのハイスペックモデルです。6色ハイブリッドインクを採用しており、写真の鮮やかさと文字のくっきりさを高レベルで両立しています。
こんな人におすすめ: 写真をきれいに残したい方、家族全員で使いたい方。
特徴: タッチパネルの操作性が良く、スマホからの印刷も非常にスムーズ。リビングに馴染む洗練されたデザインが人気。
1. 最大の特徴「6色ハイブリッドインク」による圧倒的な画質
TS8830が他のエントリーモデルやビジネス向けモデルと決定的に違うのは、インクの構成です。
- 写真に強い染料インク(5色): シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに加え、**「グレーインク」**を搭載しているのがポイント。グレーがあることで、色転びの少ない安定した発色と、なめらかなグラデーション、深みのあるモノクロ印刷を実現しています。
- 文字に強い顔料インク(1色): 文字専用の「顔料ブラック」を搭載。普通紙に印刷してもインクが滲みにくく、小さな文字や罫線もくっきりとシャープに仕上がります。
この「写真の美しさ」と「文字の読みやすさ」を両立している点が、本機が選ばれる最大の理由です。
2. 直感的に使える「Switch UI」と大型タッチパネル
操作パネルには、4.3型の大型タッチパネルを採用しています。
前モデルから継承・進化させたユーザーインターフェース**「Switch UI(スイッチUI)」**を搭載しており、ホーム画面を「標準」「コピー」「スキャン」など、用途に合わせてカスタマイズ可能です。使わない機能を隠すことができるため、家族の誰もが迷わずに操作できます。
また、印刷開始時に前面パネルが自動で開き、排紙トレイが伸びるギミックも搭載されており、離れた場所からスマホで印刷指示を出しても安心です。
3. 置き場所を選ばない「2way給紙」と「コンパクトデザイン」
リビングの棚やデスクの限られたスペースにも設置しやすい、スクエア型のコンパクトなボディです。給紙方法は2通り用意されています。
- 前面給紙カセット: A4やB5の普通紙をセット可能。用紙が出っ張らないのでスッキリ収納できます。
- 背面給紙トレイ: 写真用紙、ハガキ、封筒、名刺などをセット可能。用紙が曲がらずに給紙されるため、厚手の紙でも詰まりにくい構造です。
この2系統あることで、「普段はカセットにA4用紙を入れっぱなしにしておき、必要な時だけ背面からハガキを印刷する」といった使い分けがスムーズに行えます。
4. スマホとの連携機能
現代のプリンターとして必須のスマホ連携も強力です。
専用アプリ「Canon PRINT」を使用すれば、スマホ内の写真をダイレクトに印刷できるのはもちろん、スキャンしたデータを直接スマホに保存したり、LINEのトーク画面からそのまま写真をプリントしたりすることも可能です。
Wi-Fiセットアップも、画面に表示されるQRコードを読み取るだけで完了する簡単な方式が採用されています。
5. その他、便利な機能
- SDカードダイレクトプリント: パソコンを使わずに、デジカメのSDカードを直接挿して写真を選んで印刷できます。
- 自動両面印刷: 年賀状の宛名面と通信面や、Webページの資料などを自動で裏表に印刷でき、紙の節約になります。
- レーベル印刷: CD/DVD/BDの盤面に直接デザインを印刷できるトレイが内蔵されています。
メリットとデメリット
【メリット】
- 画質がとにかく綺麗: 特に人の肌の色や風景写真の表現力は家庭用トップクラス。
- インテリアに馴染む: ホワイト、ブラック、レッドなどのカラーバリエーションがあり、デザイン性が高い。
- 多機能: コピー、スキャン、スマホ印刷、SDカード印刷など、家庭でやりたいことはほぼ全て網羅している。
【デメリット】
- インクコスト: カートリッジ式のため、大容量タンク(ギガタンク)モデルに比べると1枚あたりの印刷コストは割高。大量の文書印刷よりも、画質を優先するユーザー向け。
- インク交換の手間: 6色独立インクのため、こだわりの画質が出せる反面、無くなった色から順次交換する必要がある。
まとめ:こんな人におすすめ
PIXUS TS8830は、**「初期費用やインク代の安さよりも、写真の綺麗さや使い心地の良さを優先したい」**という方に最適なモデルです。
- 子供の成長記録やペットの写真をきれいに印刷したい方
- 年賀状を自宅でこだわりを持って作成したい方
- スマホからの印刷をメインに使いたい方
- 機械操作があまり得意ではなく、タッチパネルで簡単に操作したい方
2026年現在、家庭用プリンターの「王道」として、失敗のない選択肢と言える一台です。
第2位:エプソン EW-M754T
【コスパ最強】インク代を気にせず印刷できるエコタンク
大容量インクタンク(エコタンク)搭載モデルの定番です。インク交換の手間が極端に少なく、1枚あたりの印刷コストがカートリッジ式の数分の一で済みます。
こんな人におすすめ: 小学生以上のお子様がいる家庭、在宅ワークで毎日印刷する方。
特徴: 本体価格と機能のバランスが絶妙。自動両面印刷対応で、学習教材や在宅ワークの資料印刷に最適。
1. 最大の武器「エコタンク」による圧倒的な低コスト
EW-M754Tを選ぶ最大の理由は、従来のカートリッジ式とは比較にならない**「ランニングコストの安さ」**です。
- A4カラー文書の印刷コスト: カートリッジ式が1枚あたり約10円〜20円かかるところ、本機は約3.0円ほど(仕様に基づく概算)。
- インク交換の手間激減: 1回のインク補充でA4カラー文書を数千枚印刷できます。カートリッジのように「いざ使おうと思ったらインク切れ」というストレスから解放されます。
- インクボトルの工夫: インク補充は、ボトルを挿すだけで満タンになると自動で止まる仕組みになっており、手が汚れにくく、入れすぎで溢れる心配もありません。
2. 写真も文字もきれいな「5色インク」構成
安価なエコタンクモデル(4色機)とは異なり、EW-M754Tは5色のインクを搭載しているのが大きな特徴です。
- 顔料ブラック: 文字専用のインク。普通紙でも滲みにくく、ビジネス文書やレポートの文字がくっきりと読みやすく仕上がります。
- 染料カラー(シアン・マゼンタ・イエロー): 写真の発色を担います。
- 染料フォトブラック: ここがポイントです。通常の黒とは別に、写真用の黒インクを搭載することで、写真の陰影やコントラストを自然に表現できます。
この構成により、「在宅ワークの書類」も「子供の写真」も、どちらも高水準で印刷できる万能性を実現しています。
3. ユーザー自身で交換できる「メンテナンスボックス」
長く使う上で非常に重要なのが**「メンテナンスボックスの交換対応」です。
プリンターは印刷やクリーニングの際に排出される「廃インク」を溜めるタンクが必要ですが、多くの安価なモデルではこれが満杯になると「メーカー修理」が必要となり、その間プリンターが使えなくなります。
しかし、EW-M754Tはこのタンク(メンテナンスボックス)をユーザー自身が数百円〜千円程度で購入して交換可能**です。修理に出す手間とダウンタイムがなく、本体寿命まで長く安心して使い続けられます。
4. 使い勝手の良い給紙スタイルと機能
- 前面・背面の2way給紙: よく使うA4用紙は前面のカセットに収納し、写真用紙や厚紙などは背面トレイから給紙できます。
- 自動両面印刷: 年賀状の裏表や、資料の節約印刷に必須の機能に対応しています。
- 4.3型ワイドタッチパネル: 画面が大きく見やすいため、インク残量の確認やコピーの設定などがスマホ感覚で行えます。
5. 「Epson Smart Panel」アプリとの連携
専用アプリを使えば、スマホがプリンターのリモコン代わりになります。
スマホ内の写真を簡単にレイアウトして印刷したり、プリンターのインク残量を手元で確認したり、さらにはプリンターに不具合が起きた際に、チャット形式で対処法を案内してくれる機能もあります。
メリットとデメリット
【メリット】
- 印刷コストが極端に安い: 毎日印刷してもお財布に優しい。
- 文書も写真も得意: 5色インクのおかげで用途を選ばない。
- メンテナンス性が高い: 廃インクタンクを自分で交換できるため、長く使える。
- ボトルが安い: 純正インクボトル自体の価格も比較的リーズナブル。
【デメリット】
- 本体価格が高め: カートリッジ式の同等機能モデルに比べると、初期投資(本体代)は高くなる。
- 写真画質の限界: 5色インクできれいですが、6色インクのハイエンドモデル(EP-887AやキヤノンTS8830など)と比較すると、写真専用機としての表現力はわずかに劣る。
まとめ:こんな人におすすめ
EW-M754Tは、**「本体価格が多少高くても、後々のインク代を安く済ませたい」**と考える賢い消費者に最適です。
- 小学生・中学生・高校生がいて、教材やプリントを頻繁に印刷する家庭
- 在宅ワークや副業で、書類印刷の機会が多い方
- 年賀状だけでなく、日常のちょっとした写真プリントも楽しみたい方
- 「インクが高いから印刷を我慢する」という状況をなくしたい方
2026年現在、コストパフォーマンスと性能のバランスにおいて、最も「元が取れる」プリンターの一つと言えます。
第3位:ブラザー DCP-J929N
【隠れた実力派】多機能・高速・低コストの三拍子
「プリビオ」シリーズの最新スタンダードモデル。ブラザー特有の耐久性の高さと、印刷スピードの速さが評価されています。インク節約モードの実用性が高いのもポイント。
こんな人におすすめ: 書類のコピーやスキャンを頻繁に行う方、コスパ重視の方。
特徴: ADF(自動原稿送り装置)を搭載しており、複数枚の書類コピーやスキャンが楽々。
1. 最大の強み「ADF(自動原稿送り装置)」を標準搭載
このクラスのコンパクトな家庭用プリンターとしては珍しく、本体上部に**ADF(自動原稿送り装置)**を搭載しています。
- 何ができるか: 複数枚の書類(最大20枚程度)をセットすると、自動で1枚ずつ吸い込んでスキャンやコピーをしてくれます。
- メリット: テレワークの資料、学校のプリント、回覧板など、ペラペラの書類を何枚もコピー・PDF化したい時に、いちいちガラス面に置いて蓋を閉じる作業が不要になります。この機能があるだけで、事務作業の効率が劇的に上がります。
2. 「顔料ブラック」+「染料カラー」の4色独立インク
DCP-J929Nは、4色のインクカートリッジを使用します。
- 文字に強い: 黒インクには「顔料インク」を採用しているため、普通紙に印刷しても文字がくっきりとしており、マーカーを引いても滲みにくいのが特徴です。
- 写真はそれなり: カラーは3色の染料インクです。6色インク機に比べるとグラデーションの滑らかさは劣りますが、L判写真や年賀状のイラスト印刷などは十分きれいに仕上がります。「作品レベルの写真は求めないが、普通に見られればOK」という層には十分な画質です。
3. 圧倒的な「メンテナンス性と使いやすさ」
ブラザー製品が選ばれる理由の一つに、ユーザーフレンドリーな設計があります。
- 前面インク交換: インク交換口が本体の「前面右側」に付いています。プリンターの蓋を開けたり、本体を持ち上げたりする必要がなく、狭い棚に入れたままでもスムーズにインク交換が可能です。
- 用紙トレイも前面: 給紙カセットも前面下部にあり、完全に前面だけで操作が完結します。
- サブタンクシステム: 万が一インクカートリッジが空になっても、本体内部のサブタンクに予備インクが少し残っているため、約200枚ほど(ISOベース)ならそのまま印刷を続けられます。「インク切れで印刷が止まる」という絶望的な状況を防いでくれる安心機能です。
4. 高速プリントと耐久性
ブラザーは元々ビジネス向けに強いメーカーであるため、家庭用モデルでもそのDNAが受け継がれています。
- 印刷スピード: 印刷指示を出してから1枚目が出てくるまでの時間が非常に短く、サクサク印刷できます。
- 紙詰まりの少なさ: 内部構造が堅牢で、厚紙や封筒などを印刷しても紙詰まりが起きにくいと評判です。
- 自動両面印刷: もちろん対応しており、用紙の節約が可能です。
5. 多彩な機能
- レーベル印刷: CD/DVD/BDの盤面印刷に対応しており、思い出のディスク整理に役立ちます。
- スマホ連携: アプリ「Brother Mobile Connect」を使えば、スマホの写真印刷やスキャンデータの取り込みが簡単に行えます。
メリットとデメリット
【メリット】
- ADF搭載: 書類のスキャンやコピーが圧倒的に楽。
- インク代が比較的安い: カートリッジ式の中では、他社よりも純正インクが若干安価に設定されており、ランニングコストが良い。
- 壊れにくい: 頑丈な作りで、長く使える安心感がある。
- 操作が全て前面: 設置場所の自由度が高い。
【デメリット】
- 写真画質は普通: 4色インクなので、風景写真の深みや肌色の再現性は、キヤノンやエプソンの上位機種(6色機)には及ばない。
- デザイン: 機能美重視のため、他社のインテリア向けモデルに比べると少し事務的なデザインに見える場合がある。
まとめ:こんな人におすすめ
DCP-J929Nは、**「写真はそこそこで良いから、書類作成やコピー、スキャンを快適に行いたい」**という実用性重視の方に最適なプリンターです。
- 在宅ワークで契約書や資料をスキャン・コピーする機会が多い方
- 子供の学校のプリント整理や、学習教材のコピーを頻繁にする方
- 「プリンターはインク交換が面倒」と感じている方
- 機械の故障や紙詰まりに悩みたくない方
2026年現在、家庭用複合機として「最も使い勝手が良く、ストレスが少ないモデル」と言えるでしょう。写真作品を作らないのであれば、これを選んでおけば間違いありません。
第4位:キヤノン PIXUS TS3730
【激安エントリー機】たまにしか使わないならコレ
本体価格の安さが圧倒的なエントリーモデル。機能はシンプルですが、Wi-Fi対応でスマホ印刷も可能です。
こんな人におすすめ: 年に数回しか使わない方、とりあえず家に一台置いておきたい方。
特徴: とにかく初期費用が安い。ただしインク容量は少なめなので、大量印刷には不向き。
1. 最大の魅力は「圧倒的な本体価格の安さ」
TS3730の最大の売りは、何と言っても初期費用の安さです。上位機種が2万〜4万円台する中で、このモデルは非常に手頃な価格で購入可能です。
「プリンターにお金をかけたくない」「とりあえず家に一台置いておきたい」というニーズには、このモデル一択と言っても過言ではありません。
2. 「ヘッド一体型インク」がライトユーザーに最適
このモデルは、安さだけでなくインクの仕組みにも特徴があります。
- FINEカートリッジ: インクタンクと「プリントヘッド(インクを吹き出すノズル部分)」が一体化しています。
- なぜ良いのか: プリンターの故障で一番多いのは「インクの目詰まり」です。一般的なプリンターはヘッドが詰まると修理が必要ですが、TS3730なら新しいインクを買って交換するだけで、プリントヘッドも新品になるため、目詰まりを自力で解消できます。
- こんな人に有利: 「前回の年賀状から1年間まったく使っていなかった」というような使い方をしても、インクさえ変えれば復活するため、たまにしか使わない人にこそ適した構造です。
3. 必要最低限の「シンプル機能」
価格を抑えるために、機能を極限まで絞り込んでいます。
- 基本機能: 「プリント」「コピー」「スキャン」の3つはしっかり搭載されています。
- 操作パネル: タッチパネルではなく、物理ボタンと小さなモノクロ液晶のみ。複雑な設定ができない分、ボタンを押すだけのシンプル操作です。
- Wi-Fi対応: 安価ですがスマホ連携は可能です。「Canon PRINT」アプリを使えば、スマホの写真や文書をワイヤレスで印刷できます。
4. 給紙は「背面トレイ」のみ
用紙は本体の後ろからセットする「背面給紙」のみです。
カセット給紙がないため用紙を入れっぱなしにしておくことには向きませんが、背面給紙は用紙を曲げずに通すため、厚紙やハガキが詰まりにくいというメリットがあります。使わない時はトレイを閉じておけばコンパクトになります。
注意点:安さの裏にあるデメリット
TS3730を購入する際は、以下の制限を理解しておくことが非常に重要です。
- インク代(ランニングコスト)が高い
本体は安いですが、インクカートリッジの容量が少なく、価格も割高です。A4カラー文書を頻繁に印刷すると、あっという間にインク代が本体価格を超えてしまいます。 - 自動両面印刷ができない
紙の裏表に印刷したい場合は、手動で紙を裏返す必要があります。 - 印刷スピードが遅い
上位機種に比べて印刷速度はかなりゆっくりです。大量の資料を急いで印刷する用途には向きません。 - ふちなし印刷の制限
L判写真などのふちなし印刷は可能ですが、A4サイズのふちなし印刷には対応していないケースが多いため、チラシ作成などには不向きです。
まとめ:こんな人におすすめ
PIXUS TS3730は、**「プリンターを使う頻度が極端に少ない人」**のための救世主です。
- 年に1回、年賀状を作る時だけ使う人
- 数ヶ月に1回、役所の書類やクーポンのコピーをする程度の人
- 学生の一人暮らしで、たまにレポートを出す必要がある人
- 機械に弱く、目詰まりなどのトラブルを簡単に解決したい人
逆に、週に一度でも印刷する習慣がある方や、子供の学習プリントなどで数十枚単位で印刷する方は、すぐにインク代で損をしてしまうため、上位機種(エコタンク搭載機など)を選ぶことを強くおすすめします。
**「割り切って使う」**分には、これほどコストパフォーマンスに優れた機種はありません。
第5位:エプソン カラリオ EP-887A
【コンパクト&高画質】置き場所に困らないデザイン
エプソンのカートリッジ式ハイスペックモデル。非常にコンパクトで、棚の中など狭いスペースにも収納しやすい設計です。
こんな人におすすめ: デザイン重視の方、写真年賀状やアルバム作りを楽しみたい方。
特徴: 6色インクによる美しい写真印刷が可能。インテリアに馴染むカラーバリエーションも魅力。
1. 業界最小クラスの「コンパクト&スタイリッシュ」デザイン
EP-887Aの最大の特徴は、何と言ってもその小ささと美しさです。
- 圧倒的な省スペース: 複合機でありながら、他社同等クラスと比較しても一回り小さく設計されています。本棚やリビングのサイドボードなど、奥行きのない場所にもすっきりと収まります。
- 3色のカラーバリエーション: 部屋の雰囲気に合わせて「ホワイト」「ブラック」「レッド」から選べます。特に表面のマットな質感や、角を丸くしたデザインは、家電というよりインテリア雑貨のような佇まいです。
- 使う時だけ変形: 印刷する時だけ前面パネルが開き、排紙トレイが出てくる構造のため、使わない時は完全にフラットな箱型になり、ホコリも入りにくい設計です。
2. 写真印刷に特化した「6色染料インク」
このモデルは、写真を美しく印刷することに特化した**「6色インク(カメシリーズ)」**を採用しています。
- 構成: シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに加え、**「ライトシアン」「ライトマゼンタ」**という淡い色のインクを搭載しています。
- 効果: 淡いインクがあることで、人の肌の滑らかさや、空のグラデーション、子供の笑顔の柔らかい雰囲気などを、ザラつきなく極めて自然に表現できます。
- 用途: L判写真や年賀状の写真印刷においては、4色インクや5色インクのモデルよりも明らかに「写真屋さん」に近い仕上がりになります。
3. 誰でも迷わない「使いやすさ」の追求
- 4.3型ワイドタッチパネル: 画面が大きく、操作メニューもシンプルです。「写真のコピー」「スマホから印刷」など、やりたいことがアイコンで直感的に選べます。
- AIによる画質補正: エプソン独自の写真高画質化技術「オートフォトファイン! EX」により、逆光で顔が暗くなった写真や、色かぶりした写真も、プリンターが自動で補正してきれいに印刷してくれます。
- Epson Smart Panel: 専用アプリの使い勝手が良く、スマホ内の写真をレイアウトしたり、IDカードのコピーをスマホ画面で確認しながら行ったりできます。
4. 便利な給紙機能とディスク印刷
- 前面2段給紙: A4用紙とL判写真用紙(またはハガキ)を同時にセットしておけます。印刷するサイズに合わせてプリンターが自動で用紙を選ぶため、入れ替えの手間がありません。
- 手差し背面給紙: 厚紙や封筒など、曲げたくない用紙は背面から1枚ずつセットして印刷可能です。
- レーベル印刷: CD/DVD/BDの盤面に直接印刷できるトレイが内蔵されており、ディスクの整理に重宝します。
メリットとデメリット
【メリット】
- とにかく写真が綺麗: 「ライトインク」の効果で、特に人物写真の仕上がりが素晴らしい。
- 置き場所を選ばない: コンパクトさは正義。使わない時の見た目も良い。
- 多機能: スマホ連携、ディスク印刷、自動両面印刷など、家庭で必要な機能は全部入り。
【デメリット】
- インクコスト(ランニングコスト): カートリッジ式であり、かつ6色インクなので、全てのインクを揃えるとそれなりの金額になります。大量印刷するエコタンクモデルに比べると、1枚あたりのコストは高くなります。
- 文書印刷はやや苦手: 全て「染料インク」のため、普通紙に細かい文字を印刷すると、顔料インク搭載機(キヤノンTS8830やブラザー製品など)に比べて少し滲みやすく、水濡れにも弱いです。
まとめ:こんな人におすすめ
EP-887Aは、**「印刷コストよりも、写真の画質と本体のデザイン・サイズ感を最優先したい」**という方に最適なプリンターです。
- スマホで撮った子供やペットの写真を、アルバムに残したい方
- 写真入りの年賀状を、最高画質で作りたい方
- リビングやダイニングなど、目立つ場所にプリンターを置く必要がある方
- 「機械っぽい」ゴツゴツしたデザインが嫌いな方
2026年現在、家庭用写真プリンターとして「最も美しく、最もコンパクト」な一台をお探しなら、このEP-887Aが間違いのない選択となります。
第6位:キヤノン G3390
【ギガタンク搭載】ビジネス文書に強い高耐久モデル
キヤノンの大容量タンク「ギガタンク」シリーズ。黒インクが顔料タイプで、文字が滲みにくくビジネス文書に最適です。
こんな人におすすめ: SOHO、個人事業主、モノクロ書類の印刷が多い学生。
特徴: インク満タンで数千枚印刷可能。インク交換頻度が極端に低い。
1. 最大の武器「特大容量タンク」で驚異の低コスト
G3390を選ぶ最大のメリットは、圧倒的なランニングコストの安さです。
- 1枚あたりのコスト: A4モノクロ文書なら約0.4円〜0.5円、カラー文書でも約1.0円〜2.0円程度(エコノミーモード等使用時)と、一般的なカートリッジ式プリンターの10分の1以下のコストで印刷可能です。
- インク交換頻度が激減: ボトル1本でブラックは約6,000〜9,000枚、カラーは約7,000枚以上の印刷が可能です。一度補充すれば、一般的な家庭での使用頻度なら1〜2年はインク継ぎ足しが不要な場合も多く、「インクを買う手間」から解放されます。
2. ビジネス文書に強い「顔料ブラック」採用
G3390は4色インク(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を使用しますが、黒インクには**「顔料(がんりょう)インク」**を採用しています。
- くっきりした文字: 顔料インクは紙の表面に定着するため、普通紙に印刷しても滲みが少なく、小さな文字や罫線がシャープに仕上がります。
- マーカーに強い: 印刷した書類に蛍光ペンを引いても、文字が滲んで汚れることが少ないため、学習用のテキスト印刷やビジネス資料に最適です。
※カラーの3色は染料インクのため、写真やグラフの発色は鮮やかです。
3. 自分で交換できる「メンテナンスカートリッジ」
長く使う上で非常に重要な機能として、**「メンテナンスカートリッジのセルフ交換」**に対応しています。
- 廃インク問題の解決: 通常、プリンターはクリーニングなどで排出された余分なインクを溜めるタンクが満杯になると、メーカー修理が必要になります。しかし、G3390はこのタンクをユーザー自身が購入して交換できるため、修理に出すダウンタイムが発生せず、本体寿命まで長く使い切ることができます。
4. 使いやすさを向上させたデザインと機能
初期のタンク式プリンターに比べ、使い勝手も洗練されています。
- インク補充ミス防止: 各色の注ぎ口の形状が異なるため、誤って別の色のインクを入れてしまうミスが構造的に起きないようになっています。
- 高速プリント: エントリーモデル(TS3730など)に比べて印刷スピードが速く、数十枚の資料もストレスなく出力できます。
- ワイヤレス接続: Wi-Fi(5GHz/2.4GHz)に対応しており、スマホやPCからのワイヤレス印刷もスムーズです。
メリットとデメリット
【メリット】
- 最強クラスのコスパ: 印刷すればするほど元が取れる。
- 文字が読みやすい: 顔料ブラックのおかげで、レポートや書類の品質が高い。
- インク残量が目視できる: 本体の窓からインク残量が直接見えるため、突然のインク切れがない。
- メンテナンス性が高い: 廃インクタンク交換可能で長く使える。
【デメリット】
- 写真画質は「普通」: 4色インクのため、6色インク搭載の写真高画質モデル(TS8830やEP-887A)に比べると、写真の粒状感や色再現性は劣ります。「写真はあくまで資料用」と割り切る必要があります。
- 本体価格がやや高い: カートリッジ式の安価なモデル(TS3730)に比べると初期投資は高くなります。
- 液晶画面が小さい: 2行表示などのシンプルな液晶パネル(または小型液晶)の場合が多く、操作の親切設計さでは上位の写真モデルに劣ります。
まとめ:こんな人におすすめ
G3390は、**「プリンターは写真よりも文書(文字)の印刷がメイン」**という方に特化した実力派モデルです。
- 大学生・受験生: 論文、レポート、過去問などを大量に印刷する必要がある方。
- 在宅ワーカー・個人事業主: 請求書、見積書、会議資料などを毎日印刷する方。
- 小学生のいる家庭: 塗り絵やドリル、学校の配布物を気兼ねなくカラー印刷したい家庭。
「インク代が高いから印刷を節約しよう」というストレスをゼロにしてくれる、2026年のビジネス・学習用プリンターの決定版と言えます。
第7位:ブラザー DCP-J529N
【シンプル・イズ・ベスト】必要十分な機能を凝縮
3位のJ929NからADFなどの一部機能を省き、さらに価格を抑えたモデル。基本的な画質や使い勝手は上位機種譲りです。
こんな人におすすめ: 複雑な機能は不要だが、ブラザーの壊れにくさが欲しい方。
特徴: 前面給紙で使いやすく、インク交換も本体前面から可能でメンテナンスが楽。
1. 上位機種譲りの「前面コンプリート設計」
DCP-J529Nの最大の魅力は、ブラザー製品の代名詞とも言える**「全ての操作が前面で完結する」**という設計思想です。
- 前面インク交換: 本体正面の右側にインク交換口があります。プリンターの蓋を開けたり、本体を動かしたりする必要がなく、インクが切れたらサッと交換できます。
- 前面給紙カセット: 用紙も前面からセットします。トレイが本体内に収納されるため、用紙にホコリがかからず、見た目もスッキリします。
- メリット: 背面にスペースがいらないため、壁にぴったり付けて設置したり、高さの低い棚の中に収納したまま使用したりすることが可能です。
2. 「文書に強い」4色独立インクシステム
インク構成は、上位機種と同じく**「4色独立カートリッジ」**を採用しています。
- 顔料ブラック: 文字専用の黒インクには「顔料」を採用。普通紙でもインクが滲みにくく、小さな文字もくっきりと印刷されます。レポートや申請書類の作成に最適です。
- 染料カラー: カラー3色は写真の発色が良い染料インク。年賀状のイラストや地図の印刷なども鮮やかです。
- 経済的: 各色が独立しているため、無くなった色だけを交換でき、一体型インクに比べて無駄がありません。
3. 「自動両面プリント」を標準搭載
エントリークラスの価格帯でありながら、**「自動両面印刷」**に対応しています。
- 用紙の節約: Webページや資料を印刷する際、自動で裏表にプリントできるため、用紙代を半分に節約できます。
- 手間なし: 手動で紙をひっくり返す必要がないため、複数ページの資料作成もスムーズです。
4. スマホ・アプリ連携「Brother Mobile Connect」
Wi-Fi機能を内蔵しており、スマホとの連携も強力です。
- スマホから直接プリント: 写真やPDFデータをスマホアプリからダイレクトに印刷できます。
- スキャンデータをスマホへ: プリンターでスキャンした手書きのメモや書類を、パソコンを使わずに直接スマホに保存できます。
上位機種(DCP-J929N)との違い
購入を迷うことが多い上位モデル「DCP-J929N」との主な違いは以下の3点です。
- ADF(自動原稿送り装置)がない
J529Nには、複数枚の原稿を連続で読み取るADFが付いていません。コピーやスキャンをする際は、1枚ずつガラス面にセットする必要があります。 - レーベル印刷ができない
CD/DVD/BDの盤面に印刷する機能は省略されています。 - 液晶画面が少し小さい
タッチパネルのサイズがやや小さめですが、基本的な操作には支障ありません。
メリットとデメリット
【メリット】
- 本体価格が安い: 必要な機能に絞っているため、導入コストが低い。
- コンパクト: ADFがない分、本体の高さが低く圧迫感がない。
- メンテナンスが楽: 前面操作と、万が一のインク詰まりに強い自動クリーニング機能が優秀。
【デメリット】
- 大量コピーには不向き: ADFがないため、10枚以上の資料をコピーするのは手間がかかる。
- 給紙は1段のみ: 写真用紙とA4用紙を同時にセットしておくことはできず、用紙を変えるたびに入れ替えが必要。
まとめ:こんな人におすすめ
DCP-J529Nは、**「プリンターに複雑な機能はいらない。普通に印刷できて、場所を取らず、壊れにくいものが欲しい」**という方に最適なモデルです。
- 大学生・専門学生: レポート提出(A4モノクロ)がメインで、たまにカラーを使う程度の方。
- 年賀状ユーザー: 年に一度の年賀状作成と、たまにクーポンや地図を印刷する方。
- ミニマリスト: 棚の中にすっきり収納できる、コンパクトなプリンターを探している方。
- 機械操作が苦手な方: 構造がシンプルで、インク交換も簡単なため、迷わず使えます。
2026年現在、家庭用プリンターとして**「最もシンプルで使いやすい一台」**を選ぶなら、このDCP-J529Nがベストな選択肢となります。
第8位:HP ENVY Inspire 7220
【スタイリッシュ】インテリアになるプリンター
海外メーカーらしい洗練されたデザインが特徴。HP独自のアプリも使いやすく、直感的な操作が可能です。
こんな人におすすめ: デザイン家電が好きな方、海外のような色味が好みの方。
特徴: 写真印刷の発色が海外風で鮮やか。静音モードなど生活環境に配慮した機能も。
1. 日本メーカーにはない「洗練されたデザイン」
ENVY Inspire 7220の最大の特徴は、その外観です。
- バイカラーのデザイン: ホワイトを基調としつつ、アクセントカラー(サンドベージュやサーフブルーなどのアースカラー)を取り入れたツートンカラーのデザインが特徴的です(※販売時期によりカラー展開は異なります)。
- リビングに馴染む: 多くのプリンターが黒や白の単色で「機械的」な見た目をしているのに対し、本機は北欧家具やモダンなインテリアに自然に溶け込む、箱のようなスクエアフォルムをしています。
- 静音モード: 生活空間に置くことを想定し、印刷音を抑える「静音モード」を搭載しており、夜間の印刷でも家族に配慮できます。
2. スマホファーストな操作性「HP Smart」
HPのプリンターは、パソコンを持たずにスマホだけで完結させるユーザーを強く意識しています。
- 専用アプリ「HP Smart」: UI(画面デザイン)が非常に洗練されており、直感的に操作できます。スマホ内の写真をInstagramのような感覚で加工・調整してプリントしたり、FacebookなどのSNSから直接写真を引っ張ってきたりすることが容易です。
- セットアップが簡単: Wi-Fiへの接続や初期設定も、アプリのガイドに従うだけでスムーズに完了します。
3. 「リッチブラックインク」による鮮やかな発色
画質面では、HPならではの「海外風」の色味が楽しめます。
- ハイブリッドインク: 文字用の「顔料ブラック」と、写真用の「染料カラー」に加え、写真のコントラストを引き締める**「染料ブラック(フォトブラック)」**を搭載した構成(または黒の表現力を高めたインク配合)を採用しています。
- 画質の特徴: 日本メーカー(エプソンなど)が「自然で忠実な色」を目指すのに対し、HPは「鮮やかでコントラストが効いた、見栄えのする色」になる傾向があります。スマホで撮った写真をパッと明るく綺麗に見せたい場合に適しています。
4. 写真用紙専用トレイを搭載
本体下部の給紙トレイの中に、**「フォトトレイ」**が内蔵されています。
普段はA4用紙を入れておき、写真を印刷する時だけフォトトレイからL判やハガキ用紙を給紙する仕組みです。用紙を入れ替える手間が省け、思い立った時にすぐ写真を印刷できます。
メリットとデメリット
このモデルを選ぶ際は、日本メーカー製品との構造的な違い(特にインク)を理解しておく必要があります。
【メリット】
- デザインが抜群: 他の人と被らない、おしゃれな家電が欲しい人に最適。
- ヘッド一体型インク: カートリッジにプリントヘッド(ノズル)が付いています。インク交換のたびにヘッドが新品になるため、目詰まりなどのトラブルが起きても、インクを変えるだけで直ることが多く、メンテナンスが楽です。
- アプリが使いやすい: スマホ操作の快適さは業界トップクラスです。
【デメリット】
- 一体型カラーインク(3色一体型): ここが最大の注意点です。カラーインクが「シアン・マゼンタ・イエロー」の3色が1つのカートリッジに入っています。1色でもなくなると、他の色が残っていてもカートリッジごと交換しなければなりません。そのため、独立インク型に比べてインクコスト(ランニングコスト)は割高になる傾向があります。
- 本体サイズ: 日本メーカーのコンパクトモデル(エプソンEP-887Aなど)と比較すると、本体サイズや高さがやや大きく、重量もあります。
まとめ:こんな人におすすめ
HP ENVY Inspire 7220は、**「細かいスペックやコストよりも、ライフスタイルに合うデザインと使い心地を重視する」**という方に向けたプリンターです。
- インテリアにこだわる方: リビングや書斎の雰囲気を壊さない、おしゃれなプリンターを探している方。
- スマホメインのユーザー: パソコンをほとんど使わず、スマホの写真を手軽に印刷したい方。
- 使用頻度が中程度の方: 毎日大量に印刷するわけではないが、たまに写真や書類を印刷したい方(ヘッド一体型インクなので、たまに使う人でも目詰まりリスクを解消しやすい)。
「日本の家電っぽいデザインは飽きた」「海外雑貨のような雰囲気が好き」という方にとって、2026年現在でも非常に魅力的な選択肢です。
第9位:エプソン EW-056A
【シンプル複合機】必要最低限の機能で低価格
エプソンの低価格帯モデル。背面給紙のみのシンプル構造ですが、そのぶん紙詰まりが起きにくいというメリットも。
こんな人におすすめ: 学生の一人暮らし、機械操作が苦手な方。
特徴: 操作ボタンがシンプルで迷わない。軽量で持ち運びも容易。
1. 独立インクカートリッジ採用で経済的
このクラス(5,000円〜1万円前後の低価格帯)のプリンターとしては非常に珍しく、**「4色独立インクカートリッジ」**を採用しています。
- ライバル機との違い: 競合するキヤノンの低価格モデル(TS3730など)は、カラー3色が1つになった「一体型カートリッジ」が多いため、1色でもなくなるとカートリッジごとの交換が必要です。
- EW-056Aの強み: エプソンは低価格機でも各色が独立しているため、なくなった色だけを交換でき、無駄が出にくい設計です。
- インク構成: 文字用の「顔料ブラック」と、写真用の「染料カラー3色」のハイブリッド構成で、レポートなどの文書印刷はくっきりと、写真は鮮やかに印刷できます。
2. 液晶画面を排除した「スマホファースト」な操作性
本体のデザインは極めてシンプルです。
- 画面なし: プリンター本体には液晶画面がありません。あるのは「電源」「Wi-Fi接続」「モノクロコピー」「カラーコピー」などの物理ボタンと、状態を知らせるLEDランプのみです。
- スマホがリモコン: 細かい設定やインク残量の確認、メンテナンス操作などは、全てスマホアプリ「Epson Smart Panel」経由で行います。現代のユーザーにとっては、小さな画面を覗き込むよりも、手元のスマホで操作する方が直感的で使いやすいという評価を得ています。
3. 置き場所に困らない「コンパクト&シンプル」
機能が絞り込まれている分、本体サイズは非常にコンパクトです。
- すっきりした箱型: 凹凸の少ないマットな質感のデザインで、使わない時は給紙トレイを閉じておけば、部屋の隅や棚の中に置いても邪魔になりません。
- 背面給紙: 用紙は本体背面のトレイからセットします。給紙口が後ろにあるため、厚手の紙や封筒なども曲げずにスムーズに通すことができます。
4. 基本機能はしっかりカバー
「安かろう悪かろう」ではなく、家庭で必要な最低限の機能は網羅しています。
- コピー機能: 本体ボタンを押すだけで、書類のコピーが可能です(等倍コピーのみ)。
- スキャン機能: パソコンやスマホに書類や写真をデータとして取り込むことができます。
- Wi-Fi対応: 無線LANに繋げば、家中のどこからでもワイヤレスで印刷可能です。
注意点:コストダウンによる制限
安さには明確な理由があります。購入後に「できないこと」に気づかないよう、以下の点を確認してください。
- 印刷スピードが遅い
上位機種に比べると、印刷スピードは控えめです。数十枚の資料を急いで印刷するような用途には向きません。 - 自動両面印刷が非対応
紙の裏表に印刷したい場合は、自分で紙を裏返してセットし直す必要があります。 - フチなし印刷の制限
L判写真などのフチなし印刷は可能ですが、A4サイズのフチなし印刷には対応していないケースが多いため、ポスターや全面写真のチラシ作りには不向きです。
まとめ:こんな人におすすめ
EW-056Aは、**「プリンターに1万円以上出すのはもったいないが、家に一台はないと困る」**という方に最適なモデルです。
- 大学生・専門学生: 提出物のレポート印刷(A4モノクロ)がメインで、場所を取らないプリンターが欲しい方。
- たまにしか使わない方: 年賀状の宛名印刷や、免許証のコピー、Web画面のメモ印刷など、月に数回以下の使用頻度の方。
- 初期費用を抑えたい方: 本体価格の安さを最優先するが、インクは独立型が良いという方。
「液晶画面はいらない、スマホで操作できれば十分」と割り切れるのであれば、これほど無駄がなく、コストパフォーマンスに優れたプリンターはありません。
第10位:キヤノン TR703a
【A4プリント特化】スキャナーなしの省スペース機
最近では珍しい、スキャナー機能を省いた「純粋なプリンター」。その分非常にコンパクトで、本棚の隙間などにも設置可能です。
こんな人におすすめ: コピー機能は不要な方、置き場所が極端に限られている方。
特徴: 前面・背面の2way給紙に対応しており、封筒や厚紙の印刷も得意。
1. 最大の特徴「スキャナーなし」によるコンパクトさ
TR703aには、プリンターの上部にあるはずの「ガラス面(スキャナーユニット)」がありません。
- 高さが低い: スキャナーがない分、本体の高さが非常に抑えられています(約144mm)。
- 本棚に収納可能: 上部のフタを開ける必要がないため、高さのない棚やラックの隙間、テレビ台の中などにすっぽりと収納したまま使用できます。これが複合機には絶対に真似できない最大のメリットです。
2. 「5色ハイブリッドインク」で文書も写真も綺麗
機能はシンプルですが、画質には妥協がありません。スタンダードな複合機と同等の5色インクを搭載しています。
- 顔料ブラック: 文字専用の黒インク。普通紙に印刷しても滲みにくく、ビジネス書類やレポートの文字がくっきりとシャープに仕上がります。
- 染料カラー(4色): 写真用の黒を含む染料インク。写真用紙への印刷も鮮やかで、年賀状やチラシ作成にも十分なクオリティを発揮します。
「仕事の書類」と「家庭の写真」の両方を1台でこなせるバランスの良い構成です。
3. 置き場所を選ばない「2way給紙」
コンパクトなボディですが、給紙機構はしっかりと2系統用意されています。
- 前面カセット: A4やB5などの普通紙を最大250枚(普通紙)セット可能。用紙が出っ張らないので、ホコリ被りを防げます。
- 背面トレイ: 写真用紙、はがき、封筒、名刺などは後ろからセットします。厚紙でも曲げずにストレートに排紙できるため、紙詰まりのリスクが減ります。
この「前面・背面」の両方が使える点は、デスクワークにおいて非常に重要です。
4. 自動両面プリントと有線LAN対応
TR703aはビジネスユース(SOHOやテレワーク)も強く意識されています。
- 自動両面印刷: 用紙の節約に必須の機能を標準搭載しています(はがき非対応)。
- 有線LANポート: 最近の家庭用プリンターでは省略されがちな「有線LAN(Ethernet)」ポートを搭載しています。Wi-Fiが不安定な環境でも、LANケーブルで繋げば安定して高速に印刷できます。もちろんWi-Fi(5GHz/2.4GHz)にも対応しています。
メリットとデメリット
【メリット】
- 圧倒的な省スペース: 特に高さ方向の制限がある場所に置ける唯一無二の存在。
- 誤動作が少ない: スキャナーなどの可動部品が少ないため、構造的にシンプルで故障リスクが低い。
- 給紙容量が多い: 前面カセットに普通紙を250枚も入れられるため、用紙補充の手間が少ない(一般的な家庭用複合機は100枚程度が多い)。
【デメリット】
- コピー・スキャン不可: 当たり前ですが、急に免許証のコピーが必要になったり、書類をPDF化したいと思っても、これ1台ではできません(スマホで撮影して印刷するなどの工夫が必要)。
- 操作画面がシンプル: タッチパネルではなく、2行表示のモノクロ液晶と物理ボタンでの操作です。スマホアプリ「Canon PRINT」を使えば快適ですが、本体だけで複雑な設定をするのは少し面倒です。
- インクコスト: カートリッジ式のため、大量印刷時のコストはギガタンクモデル(G3390など)に比べると割高です。
まとめ:こんな人におすすめ
PIXUS TR703aは、**「プリンターに何を求めているかが明確な人」**のためのプロフェッショナルな道具です。
- 本棚やラックの中にプリンターを収納したい方
- すでに高性能なスキャナーを持っており、プリンターには印刷機能だけを求める方
- SOHO・在宅ワーク: 安定した有線LAN接続が必要で、かつデスクを広く使いたい方
- 2台目需要: メインの複合機とは別に、自分専用の書類プリンターが欲しい方
2026年現在、多機能化が進むプリンター市場において、「印刷すること」だけに特化したTR703aは、シンプルさを愛するユーザーにとって非常に貴重で賢い選択肢と言えます。
2026年2月のプリンター選びのポイント
- インクタイプで選ぶ
- たくさん印刷する(週に数回以上): 本体価格は高めですが、インク代が安い「タンク式(大容量インク)」が圧倒的におすすめです(例:エプソンEW-M754T、キヤノンG3390など)。
- あまり印刷しない(月に数回以下): 本体価格が安い「カートリッジ式」で初期費用を抑えるのが賢い選択です(例:キヤノンTS3730、エプソンEP-887Aなど)。
- 給紙方法で選ぶ
- 壁際にぴったり置きたいなら「前面給紙」カセットがあるモデルを選びましょう。
- 厚紙や名刺などを印刷したい場合は「背面給紙」ができるモデルが必須です。

