デジタルイラストをこれから始める初心者から、第一線で活躍するプロフェッショナルまで、今選ばれているモデルを厳選しました。
第1位:Wacom Intuos Small ワイヤレス
ワコムの定番モデルで、やっぱり安心感はかなりあります。
サイズもコンパクトで場所を取りにくく、デスクが広くなくても扱いやすいのがいいところです。Bluetoothでワイヤレス接続できるので、ケーブルがごちゃつかないのも地味に便利です。
さらに、初心者向けのソフトが最初から付いてくるので、「とりあえず始めてみたい」という人でもすぐに使い始められます。
「迷ったらこれ」と言われる圧倒的な安心感
まず、ワコムというブランドの安心感はやっぱり大きいです。ペンタブではかなり昔からあるメーカーで、使っている人も多いですし、「とりあえずここ選んでおけば大丈夫」と思える存在です。
その中でもIntuos Smallは、プロも評価している描き心地を、無理のない価格で使えるようにしたバランスのいいモデルです。
最近は安い海外製タブレットもかなり増えていますが、ワコムのペンはやっぱりちょっと違います。
「スッと入り込んで、スッと抜ける」感じがあって、紙に描くときに近い自然さがあります。この違和感の少なさって、長く使うほどありがたく感じるポイントです。
意外と「Small」がちょうどいい
「Smallって小さくて描きにくくない?」と思う人も多いですが、実際はここがちょうどよかったりします。
サイズはだいたいB5くらいで、ノートPCの横に置いても邪魔になりません。
腕を大きく動かすというより、手首中心で描く人にはむしろ扱いやすくて、長時間使っても疲れにくいです。
机が狭い人や、カフェでちょっと作業したい人には、このサイズ感がかなりちょうどいいと思います。
ケーブルからの解放、Bluetoothの恩恵
名前の通り、Bluetoothでワイヤレス接続できます。
ケーブル1本の話なんですが、これがあるかないかでデスク周りのスッキリ感は結構変わります。
使いたいときにサッと出して、終わったらしまう。この気軽さは思っている以上に大事です。
もちろん、充電が切れたらUSBでつないでそのまま使えるので、「途中で止まる」みたいな心配もほぼありません。
4,096段階の筆圧と、使い勝手のいいボタン
ペンは4,096段階の筆圧に対応しています。
最近はもっと高い数字のモデルもありますが、正直このくらいあれば困ることはほとんどないです。線の強弱や濃淡もしっかり出せます。
あと、本体についている4つのエクスプレスキーも便利です。
「戻る」や「消しゴム」を割り当てておくと、キーボードに手を伸ばす回数が減って、地味に作業が楽になります。
買ってすぐ描ける「おまけ」が豪華
このタブレットは、付属ソフトも結構ありがたいです。
CLIP STUDIO PAINT PRO(期間ライセンス)などが付いてくるので、パソコンがあればすぐに描き始められます。
ソフトを別で買うとそれなりにお金がかかるので、ここはかなりお得に感じる部分です。
あえて「気になるところ」を挙げるなら
いいところが多いですが、気になる点も一応あります。
ペン先の消耗
描き心地がいい分、芯はやや減りやすいです。予備は本体に入っていますが、よく描く人は追加で持っておくと安心です。
大きなモニターには不向きかも
27インチ以上のモニターだと、タブレットが小さいぶんカーソルの動きが大きくなりやすく、少し慣れが必要です。
まとめ:最初の一歩に、これ以上の選択肢はない
Wacom Intuos Small ワイヤレスは、シンプルに言うと「まずこれでいい」と思えるモデルです。
もっと安いものもありますが、動作の安定感や描き心地、トラブル時の安心感まで含めると、結局ワコムに落ち着く人が多いのも納得です。
デジタルイラストをこれから始めたい人にとって、余計なストレスなくスタートできる一台です。
最初の一歩としては、かなり安心して選べるモデルだと思います。
第2位:XP-PEN Artist 12 セカンド
「液タブをなるべく安く買いたい」という人たちからかなり支持されているモデルです。サイズは11.6インチで大きすぎず小さすぎずちょうどいい感じ。さらに、X3チップ搭載のペンのおかげで、思った以上に自然な描き心地になっています。カラーもいくつか用意されていて、見た目で選びたい人にも人気があります。
最大の衝撃は「ペンの沈み込み」がほぼないこと
このモデルでまず驚くのは、新しくなった「X3スマートチップ」のペンです。
正直、これまでの安い液タブって、描くとペン先がちょっとカチカチ沈む感じがあって、それが地味に気になっていましたよね。
でもこのペンは、その違和感がほとんどありません。
軽く触れるくらいの力(約3g)でもちゃんと反応してくれるので、サッと引く細い線もかなりきれいに出ます。
「安い=描きにくいでしょ」と思っている人ほど、いい意味で裏切られると思います。
「紙に描いてる感」をしっかり支える構造
液タブで気になりがちな“ペン先と線のズレ”ですが、このモデルはそこもちゃんと対策されています。
ディスプレイとガラスの間に隙間がない「フルラミネーション加工」になっているので、ペン先と描画位置のズレがかなり少ないです。
実際に使うと、紙に直接描いている感覚にかなり近いです。
しかも最初からアンチグレアフィルムが貼られているので、画面の反射も抑えられています。
適度にザラっとした感触もあって、ツルツル滑りすぎないのも地味にいいポイントです。
見た目もちゃんとこだわってる
このモデル、見た目も結構いいです。
昔の液タブって黒くて無骨なものが多かったですが、これはカラー展開があって、ブルーやグリーン、ピンクなどから選べます。
背面や側面の質感も安っぽさがなくて、ちょっとしたガジェットっぽい雰囲気。
部屋の雰囲気に合わせて選べるのは、思っている以上に満足度につながります。
ケーブル周りがかなりスッキリ
接続もシンプルになっています。
対応しているPCなら、USB-Cケーブル1本で接続が完結します(※環境による)。
昔みたいにケーブルが何本も必要でゴチャゴチャ…という感じにはなりません。
ノートPCと一緒に持ち出して、場所を変えて使うのも現実的です。
あえて気になる点を挙げるなら
もちろん完璧ではないので、気になる部分もあります。
画面サイズはややコンパクト
11.6インチは持ち運びには便利ですが、ソフトのUIを表示すると作業スペースは少し狭く感じることがあります。広いキャンバスで作業したい人には物足りないかもしれません。
ショートカットキーの質感
左側のボタンは便利ですが、押したときの感触はやや軽めで、人によっては少しチープに感じるかもしれません。
まとめ:はじめての液タブとしてかなり完成度が高い
XP-PEN Artist 12 セカンドは、
「安く済ませたいけど、描き心地は妥協したくない」という人にちょうどハマる一台です。
板タブから乗り換えた人なら、手元でそのまま描ける快適さにかなり感動するはず。
趣味で始めたい人はもちろん、サブ機を探している人にも十分アリなレベルです。
コスパ重視で選ぶなら、かなり有力な選択肢だと思います。
第3位:HUION Kamvas 13
コスパの良さでXP-PENとよく比較される人気モデルです。フルラミネーション加工のおかげで、ペン先とカーソルのズレがかなり少なく、描いていて違和感が出にくいのがポイント。紙に近い感覚で描けます。さらに、Android端末につないで使えるのも、この機種ならではの強みです。
「13.3インチ」という、ちょうどいいサイズ
このモデルでまず感じるのが、このサイズ感のちょうど良さです。
11.6インチだと少し狭く感じるし、15.6インチになると今度は机のスペースを取りすぎる。その中間の13.3インチは、本当にバランスがいいです。
ノートPCと並べても邪魔になりにくいし、作業スペースとしてもしっかり広さを感じられます。「ちゃんと描いてる感」があるサイズですね。
重さも約980gと軽めなので、家の中で移動して使ったり、バッグに入れて持ち出したりするのもそこまで苦になりません。
ペンの完成度がしっかり高い
HUIONの強みはやっぱりペン周り。
Kamvas 13に付属している「PW517」は、PenTech 3.0という新しい仕組みが使われています。
これのおかげで、ペン先のブレや沈み込みがかなり抑えられています。昔のモデルにあった「ふわっとした感じ」がなくなって、狙ったところにスッと線が入る感覚です。
正直、この価格帯でここまで違和感なく描けるのはなかなかすごいです。ワコムからの乗り換えでも、そこまでストレスは感じない人が多いと思います。
スマホでも使えるのが意外と便利
このモデル、PCだけじゃなくてAndroid端末にもつなげます(※対応機種のみ)。
これが意外と便利で、場所を選ばずに描けるようになります。
「PCを開くのはちょっと面倒だけど、軽く描きたい」というときや、外出先でちょっと作業したいときに役立ちます。
1台でできることの幅が広いのは、かなり大きなメリットです。
地味にありがたいショートカットキー
本体の左側にはショートカットキーが8個並んでいます。
これ、ただあるだけじゃなくて、触ったときに分かりやすいように少し凹凸がついています。
画面を見たままでも「どのボタンか」が指で分かるので、作業の流れが止まりません。
よく使う操作を割り当てておけば、キーボードに手を伸ばす回数も減って、かなり快適になります。
気になる点も一応チェック
もちろん、使っていて気になる部分もあります。
ケーブルの相性問題
USB-C一本でつなげるのは便利ですが、市販のケーブルだと形状が合わないことがあります。確実に使いたいなら純正を選んだ方が安心です。
スタンドが付属しない場合がある
モデルによってはスタンドが別売りです。液タブは角度をつけた方が圧倒的に描きやすいので、ここは購入前に確認しておきたいところです。
まとめ:最初の本格液タブとしてかなり優秀
HUION Kamvas 13は、
「趣味を一歩超えて、ちゃんと描きたい」と思っている人にちょうどいい一台です。
XP-PENより少し広くて、ワコムより手頃。それでいて描き心地はかなりしっかりしています。
カラバリも個性的で、見た目にこだわりたい人にもハマります。
最初の1台で失敗したくないなら、かなり安心して選べるモデルです。
第4位:Wacom One 液晶ペンタブレット 12
ワコムブランドの液タブを、比較的手に取りやすい価格で試せるエントリーモデル。2023年のリニューアルで、より薄く、見た目もすっきりとしたデザインになりました。PCはもちろん、Chromebookなどにも対応し、学校や仕事の場面でも使われることが増えています。
「やっぱりワコム」と感じるペンの安定感
ワコム製品を選ぶ理由として大きいのは、やはりペンの描き心地です。
Wacom One 12のペンは電池も充電も不要で、昔からプロ向け製品で培われてきた技術がそのまま活かされています。実際に使ってみると、線が遅れて表示されるような違和感がほとんどなく、かなりスムーズに描けます。
スペック上では他社の方が筆圧レベルが高いこともありますが、実際の使い心地はまた別の話。ワコムのペンは力の入り具合に対する反応が自然で、「デジタルで描いている感覚」をあまり意識させません。この素直な描き味が、このモデルのいちばんの魅力です。
ぐっとスリムになった2023年モデル
見た目の変化も大きなポイントです。
画面まわりのフチが細くなり、全体的にシャープで洗練された印象になりました。厚みも抑えられているので、机の上でも場所を取りにくく、使わないときは本棚に立てておけるくらいの軽さです。
さらに背面パーツの色を変えられるなど、これまでの「業務用っぽさ」から少し離れ、自分の持ち物として楽しめるデザインになっています。
Chromebookやスマホでも使える手軽さ
このモデルはWindowsやMacだけでなく、Chromebookや一部のAndroidスマートフォンにも対応しています。
対応機種であればUSB-Cケーブル1本で接続するだけですぐに使い始められるのが便利なところです。
イラスト制作はもちろん、オンライン授業での書き込みや、資料へのちょっとしたメモ・サインなど、日常的な作業にも役立ちます。単なる「お絵描き用デバイス」にとどまらない使い方ができるのも魅力です。
自分好みに整えていく楽しさ
Wacom One 12は、最初からすべてが揃っているというより、「必要なものを自分で選んでいく」スタイルです。
すでにケーブルやスタンドを持っていれば本体だけを購入することもできますし、ペンも市販の文具ブランドの軸に交換できたりします。
自分の使いやすい環境を少しずつ整えていけるので、使い込むほどに愛着が出てくるタイプの製品です。
気になるポイントもチェック
購入前に知っておきたい点もいくつかあります。
ショートカットキーがない
本体にはボタンが一切ありません。キーボードと併用するか、別売りのリモコンを使う前提になっています。ボタン操作に慣れている人は少し戸惑うかもしれません。
コスパの考え方が人による
同じ価格帯なら、他メーカーでより大きな画面のモデルを選べる場合もあります。それでもワコムを選ぶ人が多いのは、画面サイズよりもペンの精度や耐久性、サポートの安心感を重視しているためです。
まとめ:迷っている人にとって安心できる選択
Wacom One 12は、「いろいろ比較しすぎて決められない」という人にとって、安心して選びやすい一台です。
ブランドとしての信頼感、すっきりした新しいデザイン、そして何より描くときのストレスの少なさ。初めて液タブを使う人にとっても、無理なくスタートできるバランスの良さがあります。
道具に対する不安を減らしたい人には、特に相性のいいモデルといえそうです。
第5位:XP-PEN Deco L / LW
板タブ(ペンタブレット)の中でも、広い作業スペースを求める人に支持されているモデル。新世代のX3スマートチップによって、わずか3g程度の軽い力でもしっかり反応してくれる高感度が特徴です。ワイヤレス対応のモデル(LW)は、ケーブルの煩わしさをなくしたい人から特に人気があります。
「板タブ」の印象が変わる、X3チップの描き心地
この製品で注目したいのは、「X3スマートチップ」を搭載したペンが付属している点です。上位の液タブにも使われている技術が、そのまま使われています。
従来の板タブだと、ペン先が少し沈み込んだり、描き始めにある程度の力を入れないと反応しなかったりすることがありました。でもこのX3ペンは、ほんのわずかな力でもきちんと線が出ます。
そのおかげで、軽いタッチで描いたときの線の入りや抜き、ちょっとしたハネまで思い通りにコントロールしやすくなっています。一度この感覚に慣れると、前のペンには戻りにくいと感じる人が多いのも納得です。
ゆとりのある「Lサイズ」の使いやすさ
「Deco L」という名前の通り、作業領域は10×6インチと広めです。感覚としては、ノートPCのキーボード面よりひと回り大きいくらい。
板タブはサイズが小さいと手首だけで細かく動かすことになりがちですが、このサイズなら腕全体を使って描けるので、長時間でも疲れにくいです。デスクトップPCや大きめのモニターを使っている人には、このくらいのサイズがちょうどよく感じられるはずです。
ワイヤレス(LW)で広がる自由な描き方
「Deco LW」はBluetooth接続に対応したワイヤレスモデルです。
板タブは姿勢を自由に変えやすいのが魅力ですが、ケーブルがあるとどうしても動きが制限されます。ワイヤレスなら、膝の上に置いたり、少し離れた位置で描いたりと、より自由なスタイルで使えます。
Bluetooth 5.0に対応しているため、実際に使っていて遅延が気になる場面もほとんどありません。ケーブルがないだけで、ここまで快適になるのかと感じる人も多いポイントです。
タフさと遊び心を両立したデザイン
このタブレットは「2色成形」という構造で作られていて、エッジ部分がラバー素材のように保護されています。そのため、多少ぶつけたり落としたりしても壊れにくい、しっかりした作りです。
カラー展開も特徴的で、定番のブラックだけでなく、ブルーやグリーンといった柔らかい色味も用意されています。デスク周りにちょっとした個性を出したい人には嬉しいポイントです。
気になる点も事前にチェック
完成度の高いモデルですが、いくつか注意しておきたい点もあります。
設置スペースはしっかり確保
Lサイズはその分本体も大きめです。キーボードの横に置けるかどうか、事前にサイズを確認しておくと安心です。スペースに余裕がない場合は、「Deco M」など一回り小さいモデルも検討できます。
表面の質感に好みが分かれる
表面はややザラつきのある、紙に近い感触になっています。ツルツルした描き味が好きな人には、最初少し引っかかるように感じるかもしれません。ただ、使っていくうちに徐々に慣れていく部分でもあります。
まとめ:板タブでしっかり描きたい人に
XP-PEN Deco L / LWは、「液タブではなく、あえて板タブでしっかり描きたい」という人に向いているモデルです。
ペンの反応の良さはプロ向け機種に近いレベルでありながら、価格は比較的手頃。広い作業スペースでのびのび描きたい人や、姿勢を意識して作業したい人にとっては、かなり満足度の高い選択肢になると思います。最新のペン技術が、描きやすさをしっかり支えてくれる一台です。
第6位:Wacom Intuos Pro Medium
プロやハイアマチュアの間で定番とされている、いわば最高クラスの板タブレット。8192段階の筆圧感知や傾き検知に加え、タッチホイールなどの操作系も充実していて、効率よくクオリティの高い制作ができます。耐久性も高く、長く使い続けられる点も評価されています。
「プロペン2」がもたらす、ダイレクトな描き味
Intuos Proを語るうえで外せないのが、「Wacom Pro Pen 2」です。
実際に使うと、描き心地の違いはかなりはっきり感じられます。
8192段階の筆圧はもちろんですが、それ以上に印象的なのが反応の速さと細かさ。ペンを少し傾けたときの線の変化や、力を抜いたときのスッと消える感じまで、かなり自然に表現できます。
使い続けていると、他のペンではわずかに遅れているように感じることもあるくらいです。手の動きがそのまま画面に伝わるような感覚は、やはりプロ向けモデルならではと言えます。
バランスのいい「Medium」というサイズ
Intuos ProにはSmallやLargeもありますが、多くの人が選ぶのは「Medium」です。
理由はシンプルで、使いやすさと設置しやすさのバランスがちょうどいいからです。
手首だけでなく、肘や肩も使って描ける広さがありつつ、デスクの上にも収まりやすいサイズ感。このバランスの良さが、作業のしやすさにつながっています。
本体自体は薄型ですが、裏面にはアルミ素材が使われていて剛性も十分。しっかりした作りで、力を入れて描いてもたわみにくく、安定して使えます。この安心感は長時間作業では特に重要です。
作業効率を高める操作性
本体に配置されたエクスプレスキーと、中央のタッチホイールによって、操作の手間をかなり減らせます。
特にホイールは使い勝手がよく、ブラシサイズの変更や画面の回転などを直感的に操作できます。指先で軽く回すだけで調整できるので、作業の流れを止めにくいのが利点です。
さらに、このモデルはマルチタッチにも対応しています。スマートフォンのように指で拡大・縮小や回転ができるため、ペンで描きながらもう片方の手で画面操作をする、といった使い方もスムーズに行えます。
使い込むほど感じる「道具」としての良さ
価格の安いタブレットは消耗品に近い感覚で使われることもありますが、Intuos Proは長く使う前提の作りになっています。
例えば、表面のシートが摩耗しても交換することができ、描き心地をリフレッシュできます。ペン先も種類がいくつか用意されていて、フェルト芯に変えれば紙に近い感触にすることも可能です。
こうして自分好みに調整していける点が、プロの現場でも選ばれている理由のひとつです。
気になる点もチェック
完成度は高いですが、あらかじめ知っておきたい点もあります。
ペン先の消耗が早め
標準の表面がやや摩擦のある質感なので、ペン先は比較的早く減ります。よく描く人は予備を用意しておいたほうが安心です。
価格と設置スペース
趣味用途としてはやや高価で、Mediumサイズでもそれなりのスペースを取ります。購入前に、デスク上に十分な置き場所があるか確認しておくのがおすすめです。
まとめ:長く使う前提の一台
Wacom Intuos Pro Mediumは、「道具の性能で困ることがない状態」を作ってくれるタブレットです。
イラストを本格的に続けたい人や、仕事として取り組みたい人にとっては、単なる機材以上の価値があります。最初は機能の多さに戸惑うこともあるかもしれませんが、使いこなせるようになると、表現の幅が確実に広がるはずです。長く付き合っていける一台として、十分に選ぶ価値があります。
第7位:GAOMON PD1161
「とにかく安く液タブを試してみたい」という人に向けた、かなり手頃な価格のモデル。11.6インチのフルHD液晶を搭載しつつ、基本的な機能はしっかり押さえています。学生や、サブ機として使いたい人からも根強く選ばれています。
「液タブは高い」を覆した価格設定
GAOMONというブランドを一気に知らしめたのが、この価格のインパクトです。
以前は液タブといえば10万円近いイメージがありましたが、このモデルは2万円台、タイミングによっては1万円台後半で手に入ることもあります。
安いからといって極端に性能が低いわけではなく、趣味でイラストを描くには十分なスペックが揃っています。この「手の届きやすさ」が、多くの人に選ばれている理由です。
置き場所に困らない11.6インチ
画面サイズは11.6インチで、少し大きめのタブレット端末くらいの感覚です。
人によっては小さく感じるかもしれませんが、日本のデスク環境だとむしろ扱いやすいサイズです。
キーボードの手前に置いても邪魔になりにくく、使わないときは本棚や隙間にしまえる。この気軽さが、思い立ったときにすぐ描ける環境を作ってくれます。
しっかり使えるペン性能
ペンは電池不要タイプで、8192段階の筆圧感知に対応しています。
実際の描き心地も悪くなく、強弱に応じて線の太さが自然に変わります。
また、本体の左側にある8つのショートカットキーも便利です。拡大・縮小や取り消しなどをワンタッチで操作できるので、慣れてくるとキーボードに手を伸ばす回数が減り、作業に集中しやすくなります。
サブモニターとしても使える
このモデルはコンパクトなので、イラスト用途以外にも使い道があります。
例えば、メインモニターで動画を流しつつ、手元の画面でSNSや資料を表示するといった使い方も可能です。
「描くとき以外も活用できる」と考えると、価格以上の価値を感じやすいポイントです。
気になる点もチェック
コストを抑えている分、注意しておきたい点もあります。
視差はやや感じる
高価格帯モデルにあるようなフルラミネーション加工はないため、ペン先と表示の間に少し距離を感じることがあります。使っていくうちに慣れる人が多いですが、完全な一体感を求める人には気になるかもしれません。
配線は少し多め
接続には3-in-1ケーブルを使い、電源・HDMI・USBをそれぞれ接続する必要があります。そのため、デスク周りがややケーブルでごちゃつきやすい点は気になるところです。
まとめ:まず試してみたい人にちょうどいい一台
GAOMON PD1161は、「まずは液タブを使ってみたい」という人にとって、かなりハードルの低い選択肢です。
上位モデルと比べると画面の見え方や細かな描き心地で差はありますが、「画面に直接描く」という体験自体はしっかり味わえます。この価格で実用的に使えるという点は大きな魅力です。
最初の一台として、気軽に手に取りやすいモデルと言えるでしょう。
第8位:Xencelabs ペンタブレット Medium
元ワコムのエンジニアたちが立ち上げたブランドとして注目を集めています。描き心地のカスタマイズ性に優れ、太さの異なる2本のペンが標準付属しているのが特徴。プロ仕様の品質を求める層から新たな選択肢として選ばれています。
太さの違う「2本のペン」が最初から使える
このモデルでまず目を引くのが、「3ボタンペン」と「スリムペン」の2本が付属している点です。
正直、最初は「2本も必要?」と思うかもしれませんが、使ってみると意外と便利です。
例えば、太いペンはしっかり握れるのでラフや長時間作業向き、細いペンは鉛筆に近い感覚で細かい描き込みに向いています。自然と使い分けるようになります。
しかも、それぞれのペンに別々の設定を割り当てられるので、持ち替えるだけでツールが切り替わるような感覚で使えます。このあたりは、他のタブレットにはあまりない面白さです。
ワイド画面に合った「16:9」の作業領域
一般的な板タブはやや縦長なものが多いですが、このモデルはモニターに合わせた16:9の比率になっています。
これが意外と快適で、ペンの動きと画面上のカーソルの移動が自然にリンクします。端から端まで動かしたときの違和感が少なく、扱いやすいです。
さらに、本体の下側がゆるやかにカーブしているので、手首を置いたときの引っかかりがほとんどありません。長時間使っていても疲れにくく、こういう細かい配慮がしっかりしています。
軽いタッチでもしっかり反応
最新のチップを搭載しているだけあって、描き心地はかなりスムーズです。
特に、描き始めの軽さが印象的で、ペンを置いた瞬間にスッと線が出ます。弱い力でもきちんと反応してくれるので、繊細な表現もしやすいです。
ペンの上部には消しゴム機能があり、さらに3ボタンペンにはサイドスイッチが3つ付いています。右クリックやスクロール、ブラシサイズ変更などを割り当てられるので、手元だけで操作が完結するのも便利なポイントです。
シンプルだけど質感はしっかり
見た目はかなり落ち着いたデザインで、マットな質感が中心です。派手さはありませんが、その分どんな環境にも馴染みます。
実際に触ると、本体のしっかりした作りや仕上げの丁寧さが伝わってきます。四隅の小さなLEDライトの色を変えられるといった遊び心もありつつ、全体としては「無駄を削ぎ落とした道具」という印象です。
気になる点もチェック
完成度は高いですが、いくつか注意しておきたい点もあります。
クイックキーの扱い
OLED付きのショートカットリモコンがありますが、モデルによっては別売りです。このリモコンがあると操作性がかなり良くなるので、購入時はセットモデルも検討しておくと安心です。
情報がやや少なめ
ワコムと比べると比較的新しいブランドなので、ネット上の情報や設定例はまだ多くありません。ただ、操作自体は直感的なので、そこまで困る場面は少ないと思います。
まとめ:道具にこだわりたい人向け
Xencelabs ペンタブレット Mediumは、「とりあえず描ければいい」から一歩進んで、道具にもこだわりたい人に向いているモデルです。
2本のペンによる使い分けや、疲れにくい設計、そして安定した描き心地。細かい部分までしっかり作り込まれていて、使い込むほど良さが分かるタイプのタブレットです。
しっかりした環境で制作したい人にとって、有力な選択肢になるはずです。
第9位:Wacom Cintiq 16
大きめの画面でしっかり描きたい人に選ばれている、15.6インチの液晶タブレット。4Kのような高解像度ではありませんが、その分動作が安定していて、ワコムの「プロペン2」の描き心地をしっかり活かせるモデルです。
「描く」性能に関してはしっかり作り込まれている
このモデルのポイントは、上位機種のCintiq Proと同じ「Wacom Pro Pen 2」が使われているところです。
最近は安価で高機能な液タブも増えていますが、ペンの沈み込みの少なさや傾き検知の正確さ、筆圧の細かな反応といった部分では、やはりワコムは安定しています。
狙った場所に、思った通りの線が引ける。この基本的な部分がしっかりしているので、描いていて余計なストレスを感じにくいです。広い画面と組み合わさることで、その良さがより分かりやすくなっています。
作業しやすい「15.6インチ」というサイズ
12インチ前後のモデルだと、ツールパレットを表示したときに作業スペースが狭く感じることがありますが、このサイズなら余裕があります。
資料を横に置きながら描いたり、腕を使って大きく線を引いたりと、作業の自由度が上がります。大きすぎて扱いづらいほどでもなく、デスクに置きっぱなしでも邪魔になりにくい、ちょうどいいサイズ感です。
シンプルで安定したつくり
Cintiq 16は、4K表示やマルチタッチといった機能はあえて搭載していません。解像度はフルHDで、色域も必要十分といったレベルです。
その代わり、動作は安定していて扱いやすいのが特徴です。画面にはアンチグレア加工が施されていて、少しざらっとした紙に近い描き心地になっています。長時間使っても目が疲れにくいのもありがたいポイントです。
また、背面には折りたたみ式のスタンドがあり、最初から角度をつけて使えるようになっています。このあたりも実用性を重視した作りです。
長く使える安心感
ワコム製品は、長く使っても劣化しにくい点や、OSのアップデートへの対応が早い点でも評価されています。
安価なモデルだと設定や動作でつまずくこともありますが、このモデルはそういったトラブルが比較的少なく、安心して使い続けられます。ユーザーも多いため、困ったときに調べやすいのもメリットです。
気になる点もチェック
導入前に知っておきたいポイントもあります。
フルラミネーションではない
ガラスと液晶の間にわずかな隙間があるため、角度によってはペン先と線に少しズレを感じることがあります。ただ、正面から使う分にはそこまで気にならず、多くの人はすぐ慣れる範囲です。
配線がやや多い
接続には3-in-1ケーブルを使い、電源アダプターもそれなりに大きめです。デスク周りをすっきりさせたい場合は、配線の整理を工夫する必要があります。
まとめ:しっかり描きたい人のスタート地点
Wacom Cintiq 16は、「ちゃんとした環境で絵を描きたい」と考えている人に向いているモデルです。
派手なスペックはありませんが、ペンの描き心地や安定性といった基本がしっかりしています。使い始めたときに感じる安心感は、これまでワコムが積み重ねてきた実績そのものです。
趣味を一歩先に進めたい人や、本格的に取り組みたい人にとって、長く使える選択肢になると思います。
第10位:HUION Inspiroy Dial 2
物理ダイヤルを2つ搭載していて、拡大・縮小やブラシサイズの調整を感覚的に行える板タブレット。Bluetooth 5.0にも対応しており、接続の安定感も十分です。見た目のデザインもよく、デスク周りにこだわりたい人から支持されています。
「2つのダイヤル」で変わる操作感
このモデルでいちばん特徴的なのが、本体左側にある2つのダイヤルです。
一般的なペンタブはボタン操作が中心ですが、これはダイヤルを回して操作できます。
例えば、上のダイヤルでズーム、下のダイヤルでブラシサイズを変える、といった使い方ができます。描きながら左手でそのまま調整できるので、操作がかなりスムーズです。
この回して操作する感覚が意外と使いやすく、慣れるとショートカットキーを何度も押す操作には戻りにくくなります。
安定した描き心地の「PenTech 3.0」
HUIONの「PenTech 3.0」を採用したペンは、クセが少なく扱いやすい仕上がりです。
ペン先の沈み込みが少なく、描いたときの安定感があります。筆圧感知や傾き検知もしっかりしていて、細かい線から大胆な塗りまで問題なく対応できます。
全体的にバランスがよく、安心して使える描き味です。
ワイヤレスでも安心して使える
Bluetooth接続に対応していて、ケーブルなしで使えるのもポイントです。
Bluetooth 5.0のおかげで接続は安定していて、描いている途中で途切れるようなことはあまりありません。バッテリーも持ちがよく、一度充電すればしばらくそのまま使えます。
ケーブルがないだけでデスク周りがすっきりして、作業に集中しやすくなります。
見た目と質感の良さも魅力
見た目はシンプルですが、実際に触ると質感の良さがしっかり伝わってきます。
背面には金属感のある素材が使われていて、エッジの仕上げも丁寧です。ノートPCの横に置いても違和感のない、落ち着いたデザインになっています。
ボタンの押し心地もしっかりしていて、使っていて気持ちいいと感じる部分です。
気になる点もチェック
使いやすいモデルですが、事前に知っておきたい点もあります。
ダイヤル操作に慣れが必要
便利ではありますが、最初はどちらのダイヤルに何を割り当てたか迷うこともあります。自分に合った設定を見つけるまで、少し試す時間が必要です。
ボタン数はやや少なめ
ダイヤルがある分、通常のショートカットキーは6つと控えめです。多くの操作をボタンでこなしたい人には少し物足りないかもしれません。
まとめ:操作性と見た目を両立した一台
HUION Inspiroy Dial 2は、効率よく作業したい人と、デスク環境にもこだわりたい人の両方に合うモデルです。
ダイヤルによる直感的な操作と、安定した描き心地、そして見た目の良さ。どれもバランスよくまとまっています。
自分なりの作業環境を整えていきたい人にとって、選びがいのある一台です。
2026年4月のペンタブレットのポイント
「板タブ」か「液タブ」か
板タブ
価格が比較的安く、姿勢も崩れにくいのがメリット。耐久性も高めです。ただし、画面を見ながら手元で操作する形になるので、最初は少し慣れが必要です。
液タブ
画面に直接描けるので感覚的に使いやすく、初心者でも入りやすいタイプです。その分価格は高めで、本体も大きいためデスクのスペースを取りやすい点は気になります。
サイズ選び
ノートPCと一緒に使うなら、Smallサイズや12インチ前後のコンパクトなモデルが扱いやすいです。
一方で、デスクトップPCや大きめのモニターを使っているなら、Mediumサイズや16インチ以上のほうが作業しやすくなります。
筆圧感度とペンの性能
今は8192段階の筆圧感知が一般的で、さらに上の16384段階に対応したモデルも出てきています。
ただ、数値だけで判断するよりも、実際の描き心地のほうが重要です。特にペン先の沈み込みが少ないかどうかは、使いやすさに大きく関わってきます。
